岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2022-01-01から1年間の記事一覧

来年の市場を占う。少なくとも来年前半は苦しい展開が続きそう

私の市場予想を引き合いに出すまでもなく、予想はなかなか当たらないものです。それでも将来を予想してしまうのが人の性、今年を振り返り来年を占う記事を読みました。今年は株式・債券のいずれもマイナスとなる苦しい市場環境でしたが、この記事は株式につ…

国際機関の専門家は各国の対応にどこまで関与すべきか。欧州保健当局が中国の渡航者に対するコロナ対応を不当と判定

中国でのコロナ感染者急増に対し、同国からの渡航者に対して検査を行う等の対応を取る国が増えています。こうした中、欧州の保健当局がこうした対応を不当と判定したことが記事になっていました。昨日記事にした通り、私はこうした対応は慎重に行うべきと考…

中国のコロナ感染急拡大に世界はうまく対処できるか

ゼロコロナ政策からの転換した中国でコロナ感染が急拡大しているようです。経済回復を優先してゼロコロナ政策を撤回した中国の方針転換は、転換の仕方が拙速すぎたと思うものの、迅速な意思決定が可能な一党独裁ならではの対応だと思っています。転換の仕方…

与党内の対抗勢力への牽制か?防衛増税前の衆院解散・総選挙を首相が示唆

支持率の低下に苦しんでいる岸田首相が防衛増税前の衆院解散・総選挙を示唆しました。私は財政健全化への取り組みは早ければ早いほど良いと考えており、防衛費の増大という必要性が分かりやすい名目で、増税を行うことに賛成です。もう少し正確に言うと、防…

国債利払い増加に対する懸念が出始める中、過去最大となりそうな来年度の国家予算

来年度の国家予算案を伝える記事を読みました。来年度の予算規模は114兆円と11年連続で過去最高を更新するようです。この記事の中で国家予算増大の警鐘として、国債償還や利払いにあてる国債費の増加が紹介されていました。日銀の金融政策修正により、国内金…

ドル買いました。今後のドル円レートについて

昨日記事にした通り、日銀の政策修正に伴う円高を好機とし、ドルを買い増しました。様々な記事を読むと、少なくとも短期的には今後も円高が続くことが予想されているようですが、その場合は定期的に入ってくる円でドルを買い増そうと思っています。本日はド…

日銀の政策修正の影響。円高が進むとの予想が多いが、欲張りは禁物

日銀の政策修正(許容変動幅の拡大)が市場に及ぼす影響を今日になって確認しました。昨日記事にしましたがやはり大きなサプライズであったようで、その影響は数日で出尽くすものではなく、資金フローの変化等を通じて数ヶ月かけて織り込むべき出来事と目され…

サプライズ!金融政策の修正で市場は大変動。これで債券市場の価格発見機能は元に戻るのか?

本日開催された日銀の金融政策決定会合で、10年金利の許容変動幅の拡大(±0.25%から±0.5%へ)が決定されました。現状維持が予想されていただけにこの決定は市場にとってサプライズで、株・債券・ドルのいずれもが大幅下落する結果になりました。ドル建て資産が…

増税や社会保障の減額に反対し、かといって国債発行にも賛成できない複雑な国民感情

岸田内閣をめぐる世論調査の中で、防衛費増大と対応する増税について調査されていました。記事によると防衛費の増大に賛成は48%・反対が41%と、賛成がやや多い結果になりました。中国の存在感が増えている中でロシアのウクライナ侵攻を見せつけられると、防…

マイナポータルアプリがインストールできない!セキュリティを大事にするのは分かりますが…

行政上の手続きで必要な書類を入手する方法を調べたところ、そのためにはとても面倒な手続きが必要で、手続きを省略するのにマイナンバーカードが有効であることが分かりました。これまで不要なものは作らない方針で生活していたため、マイナンバーカードも…

年末を控えてやっておくべきこと

気づけば年末が近づき、慌ただしくなってきました。主に税金関係になりますが期限のあるものを確認し、もれなく対応したいと思っています。現時点で認識しているものと対応方針は以下の通りです。・ふるさと納税上限額を確認し、上限額に近づくように寄付し…

想定内。欧州・英国の中銀が利上げ姿勢を鮮明にし、株式は下落

昨晩の米国株市場は欧州と英国の中銀が相次いで利上げしたことを受け、パウエル議長のタカ派発言が現実味を増したようで、その前日のFOMC後以上に下落しました。FRBタカ派姿勢が意識されたということで、ドルの価値は上昇しています。私は市場が金融引き締め…

想定内。FOMC後、パウエル議長のタカ派発言で株式は下落

昨日の米国株市場はFOMC後にパウエル議長の記者会見でタカ派姿勢を示したことを嫌気し、下落しました。決定された政策金利の引き上げ幅は0.5%と事前予想通りでしたが、記者会見でパウエル議長が利上げの継続と利下げは当分ないことを示唆したことが、市場に…

予想を下回るCPIにまたも取り残される私のポートフォリオ。ただ市場は楽観的すぎる面もあるような…

昨晩発表された注目の米国消費者物価指数(CPI)は事前予想を下回る7.1%の上昇となりました。物価上昇のペースが落ち着いてきたことを好感し、株価は上昇、債券も上昇(金利は低下)、ドルは対円でドル安になりました。株式へ追加投資しようと思って円をドルに替…

国が企業を育成することは可能なのか?

だいぶ前のことになりますが、政府による新興企業の育成支援策が記事になっていました。記事によると米航空宇宙局(NASA)がスペースXを顧客として支援し、同社の立ち上げに貢献した事例をモデルケースにしているそうです。小さい政府を信奉する私は、企業の育…

日銀の国債買い入れは格付けの支えになっている。格付け会社の見解を読む

日本国債をA格(米国債がAAA格なので決して高い格付けではありません)と評価する格付け会社の担当者のインタビューが、記事になっていました。この格付け担当者によると日銀による国債買い入れは現在の格付けの支えになっているようで、日銀総裁が変わっても…

海外でスマートフォンの初期化をしてはいけない…

ここ数日、ブログ記事の更新が滞っていました。理由は海外旅行に行っていたためです。旅行中は書き溜めておいた記事をスマートフォン経由で投稿しようと考えていたのですが、スマホの調子が悪く、それを直そうと思って以前うまくいった初期化を試したところ…

中国がゼロコロナ政策修正の兆し。日本は中国を反面教師にできるのか?

中国各地で過熱化したゼロコロナ政策に対する抗議活動を受けてか、中国政府がゼロコロナ政策からの転換の兆しを見せています。中国がゼロコロナ政策にこだわる背景として、メンツや自国で開発したワクチンの効力に疑義が出てはいけない等の推測が出ていまし…

面倒な手続きを前向きに考える。クレジットカードを作成して

日常的に利用するスーパーマーケットで使用するクレジットカードを作成しました。かってクレジットカードの明細は郵送で紙が送られてきたものですが、現在ではコスト削減(環境負荷の削減という美名の下で行われます)のためインターネット上で確認することが…

中国の電気自動車メーカーが日本市場へ参入へ。日本は自動車大国の余裕を見せたいところ

中国の電気自動車メーカーが日本の個人向け乗用車の市場へ参入するそうです。発表された価格帯は日本メーカーに比べると安いものの、日本メーカーが提供する安いモデルよりは高い水準とのこと。日本人は自国の自動車産業に愛着のある人が多く、中国製の車に…

景気後退を予想する多数の声、果たして株価は下がるのか?

世界的な金融引き締めを受け、今後の景気後退(既に景気後退入りしているという声も)を予想する意見が広く聞かれます。最近ではその役割上悲観的なことが言いにくいFRBまでもが、景気後退の確率を50%程度と予想したくらいですから、景気後退入りの確率はかな…

11月の資産チェック。ドル安により資産減。為替の影響は大きい

12月に入りましたが月末の週末ということで資産チェックを行いました。11月は株式(VT、ドル建て)が7.7%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が1.2%と、リスク性資産が前月引き続いて反発しました。ただし為替は147円から134円へと8.9%円高になりました。リ…

いつになったら株価は下がるのか?著名ストラテジストの見解

株式もしくはクレジット債への追加投資をもくろみ、実際に手元の円の大半をドルに換金済みの私にとって、今後の問題は「いつ」これらの資産が安くなるのかです。特に株式は急上昇しているため、これは切実な問題です。この疑問に答える複数の記事が出ていま…

ドル買いました。パウエル発言を市場はハト派転換と解釈。株式・債券は上昇、ドル安へ

昨晩のアメリカ市場ではパウエル議長の講演内容をハト派転換と捉え、株式と債券は上昇、ドルは安くなりました。講演内容を紹介する記事を読むと、たしかにパウエル議長は12月のFOMCでこれまで0.75%だった引き上げペースを0.5%に落とすことを示唆しました。こ…

日本株運用者が夢見る日本株式の復活

資産運用会社で日本株式の運用を担当する人が、現在は30年超ぶりの日本株への投資チャンスと考えていることが記事になっていました。記事によると日本株式が優位な展開は今後十数年続く可能性があるとのことです。記事では日本株を有望と考える背景として、…

FRB高官の発言を受けて株価は下落。なぜか買われる円

昨晩の米国株市場は複数のFRB高官が追加利上げを意識させる発言をしたことを受けて下落しました。欧州でECB高官が同様に引き締め姿勢を示したことも、下落要因になったのだと思います。そして株式への追加投資を考えている私にとって励ましになる分析が記事…

中国でゼロコロナ政策に対する抗議活動が盛り上がる

中国は現在も厳格なゼロコロナ政策を行っていますが、この方針に対して多くの中国国民は異を唱えているようです。一連の抗議活動のきっかけは火災で亡くなった人の映像が出回ったことのようで、この人が亡くなった原因がロックダウンではないかと思われてい…

異国の習慣をどこまで許容すべきか。ワールドカップのレインボーカラー騒動をめぐり

イスラム圏のカタールで開催されているワールドカップで、性的少数者の象徴である虹色(レインボーカラー)が禁止の対象になっているそうです。西側諸国の代表チームがレインボーカラーを腕章にしようとしたところ、主催者が腕章の着用を禁止したり(後述の通り…

銀行が涙目、ツイッター買収資金の貸し出しで銀行が多額の損失

イーロン・マスク氏のツイッター買収ではマスク氏のような株式投資家が買収資金の全額を拠出するのではなく、資金の一部を銀行団が融資しています。その銀行が融資して早々、その債権が塩漬け状態になっていることが記事になっていました。マスク氏がツイッ…

米大統領の石油会社叩き、特定業界に一方的に不利となる規制は好ましくない

先月から今月にかけて、米国のバイデン大統領が石油会社が好業績を上げていることに反発しているという記事を読みました。石油会社は原油価格の上昇によって好業績になっているわけですが、その利益は株主に還元するのではなく、主に生産増強のための米国へ…