岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本株運用者が夢見る日本株式の復活

資産運用会社で日本株式の運用を担当する人が、現在は30年超ぶりの日本株への投資チャンスと考えていることが記事になっていました。記事によると日本株式が優位な展開は今後十数年続く可能性があるとのことです。記事では日本株を有望と考える背景として、…

FRB高官の発言を受けて株価は下落。なぜか買われる円

昨晩の米国株市場は複数のFRB高官が追加利上げを意識させる発言をしたことを受けて下落しました。欧州でECB高官が同様に引き締め姿勢を示したことも、下落要因になったのだと思います。そして株式への追加投資を考えている私にとって励ましになる分析が記事…

中国でゼロコロナ政策に対する抗議活動が盛り上がる

中国は現在も厳格なゼロコロナ政策を行っていますが、この方針に対して多くの中国国民は異を唱えているようです。一連の抗議活動のきっかけは火災で亡くなった人の映像が出回ったことのようで、この人が亡くなった原因がロックダウンではないかと思われてい…

異国の習慣をどこまで許容すべきか。ワールドカップのレインボーカラー騒動をめぐり

イスラム圏のカタールで開催されているワールドカップで、性的少数者の象徴である虹色(レインボーカラー)が禁止の対象になっているそうです。西側諸国の代表チームがレインボーカラーを腕章にしようとしたところ、主催者が腕章の着用を禁止したり(後述の通り…

銀行が涙目、ツイッター買収資金の貸し出しで銀行が多額の損失

イーロン・マスク氏のツイッター買収ではマスク氏のような株式投資家が買収資金の全額を拠出するのではなく、資金の一部を銀行団が融資しています。その銀行が融資して早々、その債権が塩漬け状態になっていることが記事になっていました。マスク氏がツイッ…

米大統領の石油会社叩き、特定業界に一方的に不利となる規制は好ましくない

先月から今月にかけて、米国のバイデン大統領が石油会社が好業績を上げていることに反発しているという記事を読みました。石油会社は原油価格の上昇によって好業績になっているわけですが、その利益は株主に還元するのではなく、主に生産増強のための米国へ…

クレジット債への追加投資時期は?

私は株式とクレジット債(ハイイールド債)を追加対象先の候補としており、株価が反発してしまった今はクレジット債に投資する可能性が高くなったと考えています。そんな私にとり、クレジット債の追加投資時期を考える記事が出ていました。1つ目は債券運用の専…

防衛費増額のための増税論の行方は国民の税負担に対する試験紙と言えそう

ロシアのウクライナ侵攻や台湾海峡の緊張の高まりを受け、防衛費を増額しようとする案が出ているようです。防衛費増額の必要性についてはともかく、とても興味深いのはそのための財源確保です。予定されている防衛費の増額は4-5兆円で、この額は財政状況がす…

米国の政策金利は2023年中に引き下げ局面へ?

米国の金融機関のストラテジストによる政策金利の見通しが大きく分かれているという記事がありました。政策金利は5%または5.25%でピークをつけることが予想されることはほぼ共通見解になっているものの、その後ピーク付近で政策金利が維持されることを見込む…

10月末のバリュエーションチェック。新興国株が安い!

10月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性…

買い場を逃した気がする人に優しい専門家の見通し

私は10月の株価下落時に株式への追加投資ができず(記事にした通り、本当にあと少しのところで買い場を逃しました…)、手元にいつもより少し多めのドルを保有して追加投資の機会をうかがっています。絶好の投資機会を逃したことを悔やむ気持ちが少なからずある…

ドル保有者に不吉な予想。米ドル高は10-12月がピーク?

私は手元の円をドルに換金し、最終的にそのドルを株式かクレジット債に投資しようとしています。直近の株価上昇により株式への追加投資の機会は逸してしまったように思っており、そうなると目下の投資先候補はクレジット債。そしてクレジット債への投資判断…

任天堂ですら日本での値上げは難しい?任天堂のスイッチ生産の採算悪化について

任天堂の経営陣が同社のゲーム機スイッチの値上げは予定しておらず、ただ日本でのスイッチ本体の採算が取れなくなってきたとの認識を示したことが記事になっていました。今後の値上げに向けた地ならしなのかもしれませんが、ゲームの愛好家は価格が上昇した…

中国でコロナ新規感染者が2万人超。コロナは防げないものという認識が必要では

日本国内のコロナ新規感染者が増えているようです。この感染者増に対し、国等は行動制限等は考えていないとのことです。ワクチン接種の普及も手伝ってかコロナの危険性は低下していると言われており(死者数の数字を見る限り、低下傾向は確認できませんでした…

やはり出た。日銀保有株式を実質的に政府が保有するアイデア

日銀は金融緩和策の一環として、ETFを通じて株式を保有しています。その額は50兆円超で、日本の株式市場の7%に相当するそうです。これだけの株式が売却されると当然株価へはマイナスの影響が出るわけですが、そのマイナスを抑えるための意見が記事になってい…

ロシア株に関するアップデイト。戦争開始以降の実績は?

たびたび記事にしているように私はロシアのウクライナ侵攻当日にロシア株に投資し、その後この投資は資産凍結の憂き目にあっています。資産凍結の解除にはロシア側が自国の株式市場を外国人に開放することと、西側(私は米国籍のファンドを通じて投資している…

先週発注を忘れたドル買いを実施する。今後の追加投資方針について

先週金曜にドルを買おうとして発注を忘れていた件、本日無事に発注を行いました。週初からドルの値段が跳ね上がっていたら嫌だなと思っていましたが、先週末の米国時間の流れを引き継いだ価格で始まり、その後ドル高へ動いたものの、先週金曜より若干良いレ…

日本国民は「自民党に殺される」のか?高福祉高負担は当然のことでは

社会保険料の値上げや増税といった国民の負担を増やす案に反対する声が高まっています。私が読んだ記事では「自民党に殺される」というハッシュタグが流行っているとのことでした。こうした負担増に国民が反発するのは当然のことですが、一方で国民は高福祉…

外国人労働者に見放されると日本はどうなるか?

最近といってもここ10年くらいになりますが、外国人を見かけることが珍しいことでなくなりました。店舗で働く外国人はよく見かけますし、農業や製造業で働く外国人も多いようです。これらの外国人が働く場所として日本を選ぶ理由は母国に比べて高い賃金です…

ドル買いに関するせっかくの好判断も、肝心の発注が…

昨晩発表され、注目されていた米国消費者物価指数ですが、事前予想を下回るインフレ率となりました。物価上昇のペースが落ち着くことを期待し、株式・クレジット債・米国債といったほぼ全ての資産価格が上昇しました。ドル円レートは今後の利上げペースの鈍…

ロシア株投資家にとって朗報?戦争終結に向けた動きが報じられる

私はロシアのウクライナ侵攻の当日にロシア株ETFに投資した関係で、特に強い関心を持ってその後の推移を見守っています。そんな私に朗報と思われる記事がやってきました。米国がウクライナに対し、ロシアとの交渉を受け入れる姿勢を示すように促したとのこと…

中間選挙の結果を織り込んでか、ドルが少しだけ安くなる

株式市場では米国中間選挙と消費者物価指数の結果待ちの状況です。中間選挙では野党である共和党が優勢のようで、このため民主党が押し進める財政支出が頓挫することが見込まれているようで、このため財政健全化を見越して金利低下が予想されています。そし…

日銀の保有資産額を確認し、将来を不安に思う

FRBは資産を縮小して市場に出回るドルの量を減らしており、需給の観点から利上げが終わってもドルが強含む可能性を紹介した昨日の記事を準備する際、FRBと日銀の資産量を比較しました。以下はFRBと日銀の資産額の推移(単位が百万ドルと1億円で異なります)を…

難しい理屈よりも分かりやすい理屈。今後ドルの供給は減っていく

ドル円為替レートをめぐっては、急速な円安が進んだだけにその後の反転を懸念する声も聞かれます。利上げペースの鈍化やさらに一歩進んで利下げに転じた場合に、急速な円安の巻き戻しが起こるのではないかとする意見には、なるほどと思わせるものがあります…

韓国で起きた雑踏事故、責任は誰にあるのか?過度な責任追及は行き過ぎた管理社会へつながる可能性も

韓国のソウルで起こった雑踏事故をめぐり、警察の対応が十分でなかったとして、行政の責任とする声が上がっているそうです。こうした批判を受け、韓国政府の高官が、群衆の管理が十分でなかったと、非を認める発言をしているようです。今回のような事故を繰…

雇用統計の結果を受けたこれまでと違う市場の反応

昨日の米国雇用統計の結果は雇用者数は増加するものの、失業率は上昇する、強弱入り混じった結果になりました。全体的に雇用市場の過熱感を感じさせる内容で、FRBに引き締め強化を促す内容と解釈されたようなのですが、それを受けた市場の反応はちぐはぐなも…

中国でゼロコロナ政策が撤回されたら…

今週は中国のゼロコロナ政策の撤回をめぐり、中国株市場が乱高下しています。昨日は中国政府がゼロコロナ政策を維持する姿勢を見せ、中国株式が下落しました。中国株にとってゼロコロナ政策の撤回はいつか来る上昇材料だと思います。コロナの流行が永遠に続…

FOMCの結果振り返り。追加投資の機会はまだまだやって来そう

昨晩のFOMCでは事前予想通りに0.75%の政策金利の引き上げが決定(FFレートは3.75-4%へ)されました。注目されたのがパウエル議長の会見です。次回もしくは次次回のFOMCで利上げペースを落とすことを示唆すると株価は上昇しましたが、その後に政策金利が最終的…

金融「所得」課税?金融「資産」課税?

税制大綱に関する話題を紹介する記事の中で、金融所得課税について触れられていました。金融◯◯課税には、資産課税と所得課税があり、所得課税は金融資産から得られる所得に対する課税、資産課税は金融資産そのものに対する課税になります。気になるのは自分…

利上げ終了が意識され始める。投資家にとってありがたいことですが…

今年の米国株式市場は年初からFRBによる金融引き締めを背景にした金利上昇を嫌気し、下落してきました。利上げは着々と進み、政策金利は3-3.25%まで上昇、市場が利上げの終着点と見込んでいる4.75-5%にだいぶ近づいています(今週のFOMCでは0.75%の利上げが有…