岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

外国人労働者に見放されると日本はどうなるか?

最近といってもここ10年くらいになりますが、外国人を見かけることが珍しいことでなくなりました。店舗で働く外国人はよく見かけますし、農業や製造業で働く外国人も多いようです。これらの外国人が働く場所として日本を選ぶ理由は母国に比べて高い賃金です。この賃金が円安のおかげで母国通貨建てでそれほど魅力的でなくなっているという記事を読みました。

これらの外国人労働者は日本人の安価な生活を支えてくれています。どちらかと言うと日本人が嫌がる仕事を、日本人に替わって外国人が行ってくれている側面があるため、外国人労働者の確保が難しくなると、これまで通りの商品やサービスの提供が難しくなるのだと思います。
価格上昇とサービスの低下のどちらかを選ぶことを迫られた際、日本企業はサービスの低下を選ぶような気がします。採算の悪いサービスは今後停止されていき、それで対応しきれなくなった時に価格上昇が起こるのでしょう。

安価で高品質なサービスを享受している日本の消費者としては、外国人が社会を支える現状が続くことがありがたいことです。こうした考えが社会的な合意事項になると、安くなってしまった賃金を補う何かを社会が提供することになるのでしょう。以前読んだ記事の中で、ニューヨーク市が不法移民に対する福祉サービスを提供することが紹介されていました。日本がこうした取り組みを公的に行う日もいつかやってくるのかもしれません。

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