岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

過去最高ペースの日本企業の自社株買い

少し前のことですが日本企業による自社株買いが過去最高のペースであるという記事を読みました。記事によれば日本企業が自社株買いに積極的な背景として、好業績にも関わらず株安であること、また企業が株主を意識した経営をするようになったことが指摘され…

またもや買い場を逃したような気がするが…ドルへの換金は継続していきます

年明け以降の株価下落局面で株式への追加投資を進め、追加投資の都度本ブログでご報告してきました。最終的には滞留していた円の大半を株式に投資できたものの、円安にも関わらず目をつぶってドルに換金したお金の一部が、株式に投資できずに滞留することに…

英国でエネルギー業界を狙い撃ちした課税案が承認される

英国で石油・ガス企業を対象にした特別税を課す法案が議会で承認されたそうです。この増税による歳入は貧困層に対する単発の給付金に充てられるようです。この法案にはいろいろな問題点があると思います。簡単に思いついたところで、①特定業種を狙い撃ちにし…

5月末の資産チェック。最終週の反発によって下落幅が縮小する

少し早いですが週末なので5月末の資産チェックを行いました(資産価格が変動しない週末にチェックすることにしています)。5月は株式(VT、ドル建て)が1.0%の上昇、クレジット(JNK、ドル建て)は1.7%の上昇となりました。今月は今週火曜にかけて株式やクレジット…

ロシア中銀がルーブル高対策に乗り出し、ルーブルの価値が下落する

ロシアのウクライナ侵攻によって一時的に急落したルーブルはその後、ロシア当局によるルーブル防衛策と資本規制によって値を戻し、現在では侵攻前よりも高い価値で取引されています。ルーブルの価値が侵攻前より高くことには強い違和感を感じますが、ロシア…

一次産品の生産が強みとなる時。食糧危機がロシアの追い風に

ロシアはウクライナからの穀物輸出を妨げて世界の食糧危機を演出し、自国の農産物の価格上昇によって利益を得ているという記事を読みました(その後ロシアはウクライナの海上封鎖を解き、自国が食糧危機を演出しているという批判に応えた形になっています)。…

株価下落局面。底打ちまでの4段階

先日記事にした通り、私は投資用の手元資金(円)のほぼ全ての米ドルに換金し、株式市場へ投入するタイミングを図っています。そんな私にとって参考になる、株式市場の底打ちまでの段階を示す記事を読みましたので記録しておきます。その記事では株式市場が底…

侵略戦争では侵略した大国が勝つとは限らない

ロシアのウクライナ侵攻に関連し、大国と小国が戦った際に必ずしも大国が勝つとは限らないことを紹介する記事を読んだので、その内容をまとめておきます。記事では大国が小国へ侵攻して失敗した事例として、ベトナム(米国)・アフガニスタン(米国)・イラク(米…

さすがに上昇させすぎなのでは?ルーブルの高騰について

私が保有するロシア株ETFの仮想的な価値(西側の投資家が売買することができないため「仮想」としています)は、主にルーブル高の影響で上昇しています。ルーブル高の理由についてまとめて記事を読みましたので記録しておきます。この記事によるとルーブル高の…

新興国の割安化がさらに進む。4月末の株式バリュエーション

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データ基準が異なる可能性があります…

原因を正しく把握することが正しい対処につながる。昨今の物価上昇は金融緩和や積極財政がもたらしたもの

主要7カ国(G7)の財務相・中銀総裁会議が開催され、最近の物価上昇についてロシアに責任があるとしたそうです。記事がニュアンスを間違って伝えている可能性がありますが、これは事実ではないと思います。以下は米国の消費者物価の前年比上昇率ですが、ロシア…

手元にある円のドルへの換金が終了する

年明け以降の株価下落を受けて手元の円をせっせと株式へ投資してきましたが、一連の株式追加投資も終わりが見えてきました。それなりに大きな額が積み上がったと思っていた円がついになくなったのです。ドルに換金するタイミングとしては、円安が進んだ後の…

マスク氏がツイッター社買収に尻込みする?

ツイッター社の買収に名乗りを上げたイーロン・マスク氏が、ツイッターの利用者数に偽アカウントが想定よりも多いことを理由に、買収提案を再検討する可能性を示しています。現時点では偽アカウント数が5%未満であることを証明することを求めているようです…

米国がロシア国債をデフォルトさせる意向を示す

ロシア国債の債務不履行(デフォルト)の可能性については様々な観測が飛び交っていました。債務履行能力に加えて支払い意思を有するロシアに対し、米国はこれまでのところ経済制裁の一環として金融取引は制限するものの、ロシア国債が債務不履行が起こすかど…

一見よくできた仕組みが破綻する時、何が起こっているのか?一部のステーブルコインで連動性が崩れる

私は暗号資産(仮想通貨)に長期的に投資する必要性はないと考えていますが、その界隈で起こっていることはやはり気になります。今般ステーブルコインと呼ばれる仕組みが一部で破綻したという記事を読んだので、何が起きていたのかを記録しておきます。仮想通…

朗報!グローバルダイニングへの時短命令は違法との判決

ウクライナ侵攻や株安など暗いニュースが相次ぐ中、久々に朗報です。東京地裁は東京都によるグローバルダイニング社への時短命令について、違法との判決をくだしました。もはや記憶が薄れていますが、2021年1月の2度目の緊急事態宣言の下、飲食店に対する時…

いつが最良か分からない株式の買い時

株式市場が下落する中で株式を買い増しています。今週末は手持ちの現金を確認し、追加投資可能額を確認しました。下落局面でいつも思うのは「いつ追加投資するのが良いのか?」ということです。「市場が底打ちしたのを確認してから買いに行けば良い」とよく…

少しがっかり…よくよく調べたらロシア株上昇の主要因はルーブル高だった

ウクライナ侵攻が起こった2月24日に米国上場のロシア株ETFを購入し、その後売買停止の憂き目にあっているものの、ロシア株の価格が上昇していることに満足していました。ところがロシア株上昇の背景を改めて確認したところ、その上昇のほとんどが為替要因で…

西側諸国のロシア株投資家が願うのは西側優勢での戦争の早期集結

本日はロシアに有利な局面を伝える複数の記事を読みました。1つ目はロアイアの石油収入が今年に入って50%上昇していること、2つ目は欧州企業によるルーブル建てのガス購入が実現しそうなこと、3つ目はロシアのルクオイル社による英国シェル社のロシア国内資…

イーロン・マスク氏がパッシブ運用を批判する。私は今後もインデックスファンドを愛用していきます

資産運用の世界では日経平均やTOPIXといった指数通りの運用を行うインデックスファンドが流行していますが、そのことを懸念する意見が著名経済人や著名投資家から出ているようです。今回私が読んだ記事では、インデックスファンドが有する議決権がもたらす影…

中国のリスクが懸念去れる中、目をつぶって新興国株に追加投資する

昨日記事にした通り昨晩、株式への追加投資を行いました。追加投資の対象を全世界株にするか新興国株にするか迷いましたが、新興国株にしました。新興国株を選んだ理由は直近高値からの下落幅(全世界株で18.5%、新興国株で25.7%)で、全世界株にはさらに下落…

株式市場に対する弱気な見方が急速に広がる中、私は馬鹿になって淡々と追加投資する

株式市場の下落が続いており、直近高値からの下落幅は全世界株で18.7%、新興国株で26.0%となっています(いずれもドル建て)。この下落の背景として、主に金融引き締めによる経済成長の減速とインフレの持続、いわゆるスタグフレーションのような状況を懸念す…

ロシア株の市況記事を読む。自分がロシアの個人投資家だったらどう動くか?

ロシア株に関する日本語の情報発信はあまり多くありません。そうした中で貴重な市況記事を読みましたので、その内容を記録しておきます。同記事では先週のロシア株市場の動きとして、ルーブル高は上昇要因、経済制裁の内容をめぐる思惑は上下ともに左右しう…

日銀が金融引き締め(=金利上昇)に転じにくい理由。円安はどこまで進むのか?

急速な円安や本格的な物価上昇の兆しを背景に、日銀が現在の金融緩和政策の転換を示唆するのでは、とする意見がありました。ただし連休前の金融政策決定会合では、現行政策の維持が再確認されています。そうした中で日銀が金融引き締め、つまり金利上昇の容…

取らぬ狸の皮算用。ドル建てのロシア株指数を円建て見てみると?

ロシア株ETFに投資している関係でロシア株の価格動向を注目しているのですが、普段確認している株価指数はドル建ての指数です。すでにドル建てでかなり値を戻していることは認識しているものの、円建てで見るとどのくらい値を戻しているのかを計算してみまし…

東京都区部の物価上昇率が1.9%に。日銀は出口戦略を円滑に実行できるのか?

東京都区部の消費者物価指数の上昇率が1.9%となりました。それまで物価を押し下げていた携帯電話料金の引き下げ効果が剥落し、前月の0.8%の上昇から大きく跳ね上がったことになります。日銀の金融政策目標とする物価上昇率は2%ですので、目標に近づいた印象…

ドルを買いたい人には朗報?昨晩のFOMCで0.75%の利上げが否定される

昨晩のFOMCでは事前の予想通り、0.5%の利上げと資産縮小の開始が発表されました。市場が反応したのは一部で予想されていた次回以降の0.75%の利上げをパウエル議長が記者会見で否定したことです。これを受けて株価は3%近い大幅上昇で反応しました。ドル円市場…

4月末の資産チェック。急速な円安が株・債券の下落の影響を和らげる

4月末時点の資産チェックを行いました。今月は株式(VT、ドル建て)は8.1%の下落、クレジット(JNK、ドル建て)は4.8%の下落となりましたが、その下落を為替(ドル円)の6.7%の上昇が埋め合わせる形になり、資産全体で約1%の下落となりました。資産の大半をドル建…

なんだかんだで債務不履行を回避しそうなロシア。その狙いは?

ロシアは米ドル建て国債の支払いをめぐり、債務不履行になるのではと言われてきましたが、当面の債務不履行を回避する方向であるようです。ロシアは米ドル建て国債の支払いを米国にある外貨準備を使って対応しようとしていたところ、この資金が凍結されたこ…

商品(コモディティ)や金は良い投資対象と言えるのか?

定期的に読んでいるブログでインフレに対応した資産への投資の必要性が紹介されていました。その記事では景気とインフレ動向によって4つの局面に分け、景気拡大期は先進国株式、停滞期は米国債もしくはハイイールド債(下落時の戻りの早さに着目)、インフレ期…