岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

イーロン・マスク氏がパッシブ運用を批判する。私は今後もインデックスファンドを愛用していきます

資産運用の世界では日経平均TOPIXといった指数通りの運用を行うインデックスファンドが流行していますが、そのことを懸念する意見が著名経済人や著名投資家から出ているようです。

今回私が読んだ記事では、インデックスファンドが有する議決権がもたらす影響力が大きすぎるという意見(著名なベンチャー投資家のマーク・アンドリーセン氏やイーロン・マスク氏)や、インデックスファンドでは真に優良な投資機会を享受することは難しいという意見(アーク社という運用会社を創業したキャシー・ウッド氏)が紹介されていました。

インデックスファンドの影響力が大きくなっているのはその通りだと思います。ざっと検索したところ、米国の株式市場でインデックスファンドの割合は約1/6とのことです。1/6というと少ないように思えますが、意見が分かれるような議案においてはキャスティングボードを握るのに十分な割合だと思います。

インデックスファンドは市場全体に投資をするため、投資先企業の数、つまり議決権行使を行う数も多く、それ故に一つ一つの議案への検討時間は限られてしまうでしょう。会社経営者の立場では自身の提案が十分な検討を経ずに反対されたり、また物言う投資家の提案に賛成されたりすると困るという事情は、私にも分かる気がします。

とはいえ個人投資家の立場では、幅広い銘柄に分散したポートフォリオに安価に投資できるというインデックスファンドは資産運用の強い味方です。今回指摘されたような問題は確かにあるのでしょうが、こうした課題の解決は関係者にお任せし、私は今後もインデックスファンドを愛用していきたいと考えています。

インデックスファンド、パッシブ運用をめぐっては様々な議論があり、今後も思いついた都度、記事にしていくつもりです。

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