岸辺の日記

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ドルを買いたい人には朗報?昨晩のFOMCで0.75%の利上げが否定される

昨晩のFOMCでは事前の予想通り、0.5%の利上げと資産縮小の開始が発表されました。市場が反応したのは一部で予想されていた次回以降の0.75%の利上げをパウエル議長が記者会見で否定したことです。これを受けて株価は3%近い大幅上昇で反応しました。

ドル円市場では日米の金利差拡大を材料にドルが買われる展開が続いていましたが、想定されていた金利上昇のペースが落ち着くことになるため、昨日の記者会見の内容はドル安要因に働きました。一時128円台まで下落したドルはその後再び値を戻してしまい、現在ではFOMC前とほぼ変わらない130円近辺で推移しています。

私は今年の株式市場は利上げという逆風が吹くため、株式は下落基調が続くと考えています(債券は言わずもがなです)。ただし株式に対しては10年単位の長期では引き続き強気であり、このため今年の下落局面は絶好の買い場だと考えています。昨晩の発表で上昇した株価ですが、今後継続する利上げに反応し、株式市場は冴えない展開が続くように思います。

また私は米国上場のETFを通じて株式に投資しており、投資にあたって手持ちの円をドルに換えておく必要があります。昨晩までの株安局面で追加投資しなかったのは手元のドルが少なかったという要因もあったので、少しでもドル安になった局面ではドルへの換金を進めておきたいと考えています。その意味で昨晩のFOMCを材料にしたドル安は絶好の買い場だったのですが、この買い場は今のところ一時的なもので終わってしまったようです。

明日は日本の市場参加者が戻ってくるため、ドルが安くなることも考えられます。そうした局面では躊躇なくドルへの換金を進めたいと思っています。

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