岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

FRBのタカ派姿勢に備え始めたように見える株式市場

昨日の米国株は久々に1%超の下落になりました。これまでの上昇幅が大きかった反動と言えますが、FOMCで今後の金融政策がタカ派姿勢になる可能性がようやく意識されるようになったように思えます。金融機関に所属する多くのストラテジストも市場はFRBのタカ派…

怖い…米軍幹部が2025年の米中戦争リスクを指摘する

空恐ろしい記事を読みました。米空軍の幹部が2025年に米中間で戦争が起こる可能性を指摘し、その備えを指示したとのことです。冷静に考えると米軍幹部が米中間の緊張の高まりをまったく想定していないとすると、その方が驚きです。この幹部が想定するシナリ…

12月末のバリュエーションチェック。バリュエーションを追加投資に活かせないか

12月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性…

1月末の資産チェック。資産価格の上昇で資産増

月末に近い週末ということで、少し早いですが1月末の資産チェックを行いました。1月は株式(VT、ドル建て)が7.7%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が3.8%、為替がほぼ変わらずで0.8%のマイナスで、資産全体で5.3%のプラスになりました。かなり大幅なプラ…

弱気見通しの広がりと裏腹に上昇する株価。我慢、我慢…

年初から上昇基調で推移している株価ですが、金融機関の専門家の多くは短期的な株価の将来に対して悲観的です。悲観見通しの多くは景気減速や企業業績の落ち込みが株価下落を招くと予想しており、私もそのような気がしています。今日読んだ記事はこのような…

中国のコロナ重症者が急減する。国家規模のヒューマンチャレンジはどのような結末を迎えるのか?

全人口の8割がコロナに感染したと予想される中国で、重症患者数が急減しているそうです。私が読んだ記事ではピーク時から7割減少したとのことです。人口の8割がコロナに感染したということは、多くの人の体内でコロナに対する抗体ができたことを意味すると思…

今月中の追加投資の判断は見送ることに

昨日記事にしたように私は現在、追加投資の方法について悩んでいるわけですが、本日読んだ記事と優柔不断な性格から、今月中の追加投資の判断は先送りすることにしました。本日読んだ記事は、今年の米国株は昨年の下値以上に下落するとするベテラン投資家の…

追加投資先をめぐって思いあぐねる。自分に追加の利息収入は必要か?

昨日の米国株式市場はハイテク企業の決算に対する期待という不明瞭な理由で1%程度の上昇となりました。市況を伝える記事にありましたが、年明け以降の株高を受け、現在の株価は割安とは言えない水準とのことです。弱気ストラテジストの意見を伝える別の記事…

中国の人口の8割がコロナに感染している?

ゼロコロナ政策の急速な撤回が混乱を巻き起こしているとされる中国、先日は統計の正確さについて記事にしました。本日はそれに続き、中国の人口の8割がコロナに感染したのではないかとする、これまた信じがたい記事について記録しておきます。私が読んだ記事…

冷静に損得で判断する若者世代。ただ権力行使においては原理原則が守られる必要がある

だいぶ前のことですが安倍元首相の国葬をめぐり若者世代が国葬に賛成する割合が高いことが記事になっていました。記事では賛成が多い理由として、経済回復への貢献を評価したこと、個人の自由や市場原理を重視する世代に安倍元首相の政策が合致していたこと…

ESGというラベルの適切さを判定するのは誰か?

その是非をめぐる議論にまだまだ決着がついていないとは言え、ESG投資に対する注目は高まっています。注目があつまった結果、ESGというラベルをつけると商品(投資信託やETFなど)の売上があがるようで、運用会社の間でESGというラベルと付けて商品を売ること…

このブログも人工知能の進歩に役立っているのかもしれない

チャットGPTという人工知能に基づくプログラムが話題になっています。このプログラムに質問を投げかけると、回答を言葉で教えてくれるというものです。単なる質問のやり取りだけでなく、小説のようなものを作ることもできるようです。面白そうなので試しに自…

悪いニュースを悪いニュースと捉え始めた株式市場。株価下落はこれから本格化するかもしれない…

昨日の米国株市場は景気後退を示す経済指標(生産者物価指数が予想以上に低下、小売売上高も悪化)を受けて、近い将来に対する懸念が高まり、株価は下落しました。ちょうどFRBが今年の景気減速を予想する報告書を発表したことも、市場に重石になったと思います…

米国での自由すぎるETF設定の背景は、社会の風潮か、市場の深みか

米国でユニークなETFが設定されたことが金融関係の記事になることがあります。昨年で言うと、米議員が開示する証券保有状況に則って投資するETF(政治家はインサイダー情報とは言わないものの、特別な情報に接しており、投資に優位という理屈に基づく。民主党…

中国のコロナ関連の死者は本当は90万人近い?統計の正しさは重要です

昨日、中国のコロナ関連の統計を元にした記事を作成しました。この記事では中国の統計に対する信頼性を疑問視する意見にも触れましたが、記事にした翌日に早速この統計に疑問を呈する意見が出ていました。昨日の記事は中国がコロナ関連の死者と認めた5万人の…

【訂正あり】中国でコロナ関連で亡くなった人の平均年齢は80歳と、同国の平均寿命78歳を上回る

※本記事の作成後、記事内で紹介されている統計に対する疑念が提起され、私もその疑念に一定の合理性があるように思います。記録としてこの記事は残しておきますが、訂正を伝える記事も合わせてご一読ください ゼロコロナ政策の撤回を急速に進めた中国では感…

いつまで下落を待つのか。年始から好調な株式市場、NISA枠はクレジット債を買っておくか…

本ブログでたびたび記事にしているように私は昨年からの下落局面はまだ終了しておらず、今後昨年10月に記録した下値を下回る展開を期待しています。下値を更新した時に株式へ追加投資しようという、(自らに都合の良い)ある意味で楽観的な見方ですが、これは…

ロシア株アップデイト。一日も早い平和実現を望む

私は昨年のロシアのウクライナ侵攻時にロシア株ETFに投資し、その後の経済制裁によってこの投資の回収は不可能になり、現在に至っています。ETFを運用する会社は数年間はファンドを維持するものの、それまでの間にロシア株の回収が不可能のままであった場合…

日本国民の勤労意欲。フランスの定年延長に対する反対運動を受けて

フランスで定年を62歳から64歳に引き上げる案が検討されており、労働組合等はストライキも辞さずと、これらの案に反対しているそうです。フランス政府としては社会制度を維持するために、高齢者の労働参加率をを増やさざるをえないと考えているようです。こ…

ESG投資をめぐって混乱する米国社会

ある事柄の影響力が大きくなるにつれ、それに反対する声が大きくなるのは自然なことです。近年急速に注目を集めるESG投資についても、それに懐疑的な意見は当然出ています。ただ米国におけるESG反対の動きには、政治的な側面もあるようです。共和党が与党に…

FRBは気候政策当局ではない。パウエル議長のもっともな意見表明

気候変動等の環境問題を社会全体が取り組みべき課題として、公的セクターに対して積極的な取り組みを促す意見があります。公的セクターの中には中央銀行も含まれ、仮に中央銀行が環境対策に積極的に取り組んだ場合、その影響は力甚大でしょう。例えば環境に…

弱気派ストラテジストの見解で不安を抑える

昨晩の米国株市場は上昇して始まったものの、FRB高官による高い政策金利を維持する発言が伝えられると、上昇を消してほぼ変わらずで取引を終えました。FRBの言うことを聞かない市場に対して疑問を持っていた私にとっては「それ見たことか」という展開ですが…

映画を通じて促進される多様性。映画「灼熱の魂」

久々に映画の感想を記事にします。「灼熱の魂」という印象的な映画を見ました。レバノンからカナダに移住した人を題材にした話なのですが、自分がまったく知らない世界(このため途中で再生を止めてググり、レバノンが舞台であることを確認したくらいです)で…

役所に行ってマイナンバーカード関連の手続きを終わらせる

先日記事にした通り、マイナンバーカードを作成したもののその後の手続を行うためのアプリが自身のスマホにインストールできず、さらなる手続きができない状態が続いていました。コンビニにある端末で手続き可能であることが分かったので、コンビニに行った…

今年のNISA枠もクレジット債への投資になるのか

昨晩の米国株市場は雇用統計で賃金上昇の鈍化が見られたことから金融引き締め懸念が後退し、2%台の大幅高になりました。追加投資を目論んでいる私にとっては残念な結果ですが、私が期待しているのは景気後退による企業業績の悪化が明確になった後の株安です…

11月末のバリュエーションチェック。株価底打ちでバリュエーションは改善

遅くなりましたが11月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基…

FOMCで金融緩和の可能性を否定しても上昇する株式市場

昨晩はFOMCの議事要旨が発表され、最近FRB高官が様々な場所で発言している通り、政策金利を高い水準で維持する方針が再確認されました。昨日も記事にした通り、金融市場は来たるべき景気後退を受け、年内にもFRBが利下げすることを予想しています。このため…

来たるべき景気後退にFRBは対処できるのか?

昨晩は今年初の米国市場の取引日。ハイテク株の業績や景気後退への懸念から株価は下落しています。多くの市場関係者が見込んでいる景気後退ですが、景気後退が起こるとFRBは利下げに転じることから、年単位で見ると株価に追い風とされることが多いように思い…

一般NISAの延長手続きを忘れるも大きな実損なし。今年はNISA枠を使った株式への投資もありか?

つい先日、年末までにやるべきことリストを記事にしましたが、そのリストの中に入っていたNISAの延長手続きを失念していたことに気づきました。わざわざ記事にしたのに忘れるとは…というのはさておき、NISA枠の使用方法について現時点の考えを記録しておきま…

12月の資産チェック。当面の投資方針を確認する

昨日記事にしたように2022年は給与所得を加味しても1年を通じて資産が減少した残念な年でした。私が投資対象とした資産が昨年どのような実績であったのかを含め、12月の値動きを確認していきます。まず株式(VT、ドル建て)は12月が5.3%のマイナス、2022年では…