全人口の8割がコロナに感染したと予想される中国で、重症患者数が急減しているそうです。私が読んだ記事ではピーク時から7割減少したとのことです。
人口の8割がコロナに感染したということは、多くの人の体内でコロナに対する抗体ができたことを意味すると思います。コロナワクチンは擬似的にコロナに感染し、体内に抗体を作るものと理解していましたが、感染によって抗体ができる例が大量発生していることを思うと、少し皮肉な気もします。
とはいえ私の理解ではワクチンは重症化リスクを下げるためにあり、感染を防ぐものではありません。実際にコロナ感染によって抗体ができる例があるにしても、感染の際の重症化リスクは低いほうが良いと思います。そう考えるとコロナワクチンはやはり意味があったと言えるでしょう。
コロナ禍の初期に、重症化リスクが低いとされた若者が人為的にコロナウイルスに感染して体内に抗体を作る「ヒューマンチャレンジ」と呼ばれる計画がありました。この計画はあまり真剣に検討されずに葬り去られたと記憶していますが、意図せず同じようなことを国家規模で行った中国が、今後どのような結末を迎えるのか、注目していきます。