岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

オミクロンの流行はコロナ収束に向けた朗報なのか?

オミクロン株の流行がコロナ収束のキッカケになるかもしれないという分析が出ているそうです。様々な調査によってオミクロン株に感染した人の死亡率や入院日数はこれまでに比べて低く、オミクロンは重症化率が低いことが判明しつつあります。ただし一方でオミクロン株は感染力が強いことで知られています。

コロナについてはスペイン風邪の前例を引き合いに「弱毒化された感染力の強いウイルスが流行した後に収束するのではないか」という観測が出ていたと思います。これまでの調査結果はこの観測に合うものです。弱毒化されたウイルスに感染することにより体内に抗体ができ、感染力の強さによってそれらが流行すると結果として多くの人に抗体ができて集団免疫が成立する、という理屈は素人でも納得できるものです。

とはいえオミクロン株は絶対に重症化しないわけではなく、ワクチンを通じて抗体を作った方が安全です。実際にWHOなどの機関はオミクロン株を軽視しない方が良いと警告しています。ワクチンが利用可能な環境にいる人はワクチンを使った方が良いのでしょうが、そうでない人にとってはオミクロンは自然のワクチンになるのかもしれません。

コロナの問題はウイルスが引き起こす疾患もさることながら、流行によって病院の収容能力を超える患者が発生してしまうことであったと理解しています。抗体を持つ人が増え、コロナ感染により重症化して入院する人が減れば、コロナを恐れる必要性が低下するわけです。そしてコロナを特別視する必要がないという認識が広まれば、社会は平常に戻るのだと思います。楽観的かもしれませんが、そうした期待を持ちながら社会を観察したいと思います。

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