岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ドル高は永遠に続くものではない(はず)

先週半ばに為替レートが急速にドル高に動いたのを見て、介入を推測する記事を作成しました。その後、この円高は介入によるものではなく、米国の利上げうち止めが意識されての円高であったとの解説が出ていました。為替市場では利上げの終着点が見えず、金利…

10月末の資産チェック。市場の反発により資産は大幅増

10月はまだ1日残していますが週末ですので資産チェックを行いました。10月は株式(VT、ドル建て)が7.1%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が4.1%と、リスク性資産がこれまでの下落から反発しました。為替は144から147円へと1.9%円安になりました。資産全…

副業のチャンス?円安を利用したゲーム機器のせどり(転売)事業

数ヶ月前なので現在でも通用するのか分かりませんが、円安を利用したせどり(転売)事業のことが記事になっていました。数ヶ月前は1ドル=100円で設定された価格で日本国内でゲームが売られていたようで、例えば国際価格で100ドルで販売されているゲーム機器は…

9月末のバリュエーションチェック。新興国株の割安さに心惹かれるものの…

9月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

中国株が下落するものの投資意欲がわかない

中国の習近平主席の続投と、同氏への権力集中を警戒し、中国株式が下落しました(その後反発しました)。より正確には、習氏の続投と権力集中はある程度予想されていたものの、ゼロコロナからの転換のような従来姿勢からの変化が感じられなかったことが、投資…

為替介入か?25兆円もの経済対策が発表されて為替が円高へ動く不思議

日本政府が取りまとめる経済対策の規模が25兆円になることが報道されています。日本の国家予算の規模が100兆円ですから、それなりに大きな規模のように思いますが、これだけの規模の経済対策が報道された後、為替レートは急速に円高に動いています。円高への…

クレジット債に対する弱気記事を読む

昨日の米国株式市場は引き続き上昇し、私にとっての追加投資の可能性がさらに低くなりました。短期的な株価上昇を予想する識者は増えています。追加投資できないのは残念ではあるものの、既にそれなりの金額を株式に投資しているため、今後の株式の上昇を楽…

為替介入の効果が薄れていく恐怖

為替市場では先週金曜の米国時間に円買いの為替介入が行われ、今朝の日本時間の取引開始が注目されていました。149円台とかなり円安が戻った時点で日本時間の取引が始まりましたが、その直後に145円台まで短時間(15分くらい)で急速に円高が進んだ後、再び円…

物価を基準にした為替レートの決定理論が示すのは円高か、物価上昇か?

ビックマック指数という為替レートの参考指標があります。ビックマックという同一商品に対して、アメリカで4ドル、日本で500円の価格がついている場合、ドル円レートは500円÷4ドル=125円になるはず。そんな理屈に基づいた指標です。実際には店舗にかかる地代…

為替介入!週明けまでどれだけの効果が持続するか?

昨晩、米国の金融市場が開いている時間帯にそれなりの規模の為替介入が実施されたようです。152円に達しようとしていたドル円為替レートは146円台まで、5円超円高に振れる形になりました。これまでも覆面介入と思われるような小さな介入が行われてきましたが…

トラス首相を辞任に追い込んだ債券市場。日本は為替市場が代役を務めている?

積極財政を唱えて金融市場に混乱を招き、それらの政策を撤回していたトラス首相が辞任することになりました。債券売り(金利上昇)を通じて市場が財政を監視する様子を「債券自警団」と呼ぶそうですが、まさに自警団が大活躍といったところです。辞任を伝える…

「為替介入を待っていては買い場を逃す」という指摘に対して

本日も円安が進行し、ドル円レートは一時150円台の大台を突破しました。私は為替介入が起こったところで手元の円をドルに換金しようと思っているのですが、そんな中で「為替介入を待っていては買い場を逃す」とした経済評論家の指摘を読みました。この指摘に…

年金制度の改悪に寛容な(?)日本国民

主に自営業者等が加入する国民年金の納付期間が現行の40年から45年に延期することが検討されているそうです。現在の給付水準を維持するための措置ということですから、納付期間が延期されても年金額が増えることはないと思います。つまりこの変更は不利益な…

やはり株式の買い場を逃したか?ただクレジット債には引き続き投資妙味は残りそう

昨晩の米国株式市場は2%台の大幅上昇になりました。英国の減税計画撤回という好材料はあったものの、これほどの上昇を正当化するだけ材料とは思えず、私が読んだ解説記事では「テクニカル上の節目を意識」した買いと解釈されていました。このように特別な上…

空恐ろしい…今回の株価下落が「中央銀行バブル」の崩壊なのだとしたら…

今回の株価下落を中央銀行バブルの崩壊と表現するYouTube動画を見ました。今回の株価下落は中央銀行や政府がインフレ対策として金融引き締めに転じたことに起因しており、中央銀行バブルの崩壊という側面もたしかにあるような気がします。中央銀行がコロナ対…

海外旅行のためにマイナンバーカードを申し込む。手続きはとても簡単でした

海外旅行に行こうと思って3回目のワクチンを打ちましたが、行こうと思っていた国に入国するにはワクチン接種証明が必要なことが分かりました。その証明書を取得する手続きを調べると、マイナンバーカードを持っているととても簡単で、持っていないととても面…

円安が進む。為替介入はドルへの換金の好機かもしれない

昨晩の米国株市場は前日の大幅上昇の反動と言うべき動きで下落しました。昨日記事にした通り追加投資の機会を逸したと思っていた私にとっては少し安心できる展開です。また英国では財務相が交代され、法人税の引き上げが予定通り実施されることになりました…

惜しい!あと少しのところで追加投資できず

昨晩の米国消費者物価指数は事前予想を若干上回る値となりました。強めの金融引き締めが継続することを意識して株式市場は大幅下落で始まったものの、その後は上昇に転じ、結局大幅上昇で終わりました。1日のうちのこれだけの下落と上昇を記録することはめっ…

混迷を極める英国市場。財務相が中銀総裁に責任転嫁

トラス政権の提案する積極財政が招いた混乱を抑えるため臨時の国債買い入れを行った英中銀ですが、当初予定通りに買い入れを終わらせようとすると、混乱の原因であるトラス政権から思わぬ横槍を受けました。買い入れ終了によって市場が混乱した場合、それは…

米国株が安値更新。今週は米国CPIが追加投資の可否を左右しそう

昨晩の米国株市場は下落し、年初来の安値を更新しました。直近高値からの下落幅は26%となり、私が追加投資実行の目安と考える28%まであと少しです。追加投資をめぐって息をのむ中、今週発表される米国の消費者物価指数(CPI)と中期的な市場見通しに関する記事…

朗報!海外旅行の制限が大幅に緩和される

本日から外国人旅行者の入国制限が緩和されますが、同時に日本人の海外旅行の制限も大幅に緩和されます。3回目のワクチンを打った人は帰国72時間以内の陰性証明がなくても帰国できるようになるそうです。現地で陰性検査を行う手間や陽性になった時の帰国の遅…

今回の下落局面が世界金融危機並みになったら…(バブルの芽はどこにあるのか?)

先週、またしても買い場を逃したかもしれないと嘆く記事を投稿しましたが、幸いなことに(?)その後株価は下落し、今週は追加投資が可能かもしれません。これまで記事にしてきた通り、S&P500が直近高値から28%下落した辺りで、手元のドルの半分くらいを全世界…

日本国内の静かな退職者は多いのか?

仕事に対する積極性を失い、必要最低限な業務だけに取り組む姿勢は「静かな退職」と呼ばれ、米国ではそうした労働者が増えているようです。仕事に対して消極的な姿勢は世界中で見られ、例えば中国でも「寝そべり族」という若者が出現しています。こうした労…

企業に対するコロナ支援の新規設定が検討される。バラマキはいつまで続くのか?

自民党が企業に対するコロナ支援の新規設定を検討しているそうです。これはコロナ禍での企業の資金繰りを支えた「ゼロゼロ融資(実質無利子、無担保)」の終了に合わせた措置とのことです。企業に対するコロナ支援は非常に手厚く、このため企業の倒産数が急減…

レバレッジの利用は控えた方が良さそう。英国の年金が追い証対応で資産を投げ売りしているらしい

新政権が積極財政を打ち出した結果、金融市場が大混乱に陥った英国。その英国の年金基金が資産の投げ売りをしているようです。記事によると英国の年金基金は債券にレバレッジをかけて投資していたようで、債券価格の下落によって追い証が発生しているようで…

ロシアの部分動員令や一方的な併合宣言はロシア株投資家にとって理想的な展開かもしれない

ウクライナ侵攻の長期化を見据え、ロシア政府は部分動員令を発しました。動員は社会に混乱をもたらす中、占領したウクライナ領の併合を決めており、ロシア政府はもはや後戻りできない状況になっているように見えます。部分動員令は動員後に兵士を訓練する必…

またしても買い場を逃したか?引き続き安くなるのを待ちます

先日記事にした通り、本当にあと少し株価が下落したところで追加投資しようと思っていたところ、ここ数日猛烈な株価反転に見舞われています。またしても買い場を逃したかと思っていますが、今回の反発は一時的とする意見がいつもより多く散見されるような気…

取締役会で実効性のある議論を行っていたクレディ・スイス

スイスの金融大手グループ、クレディ・スイスの財務健全性が市場で注目を集めています。同社は投資銀行部門の一部を売却する等の再編が取りざたされていましたが、それらが決定する前に意図しない注目を集めた形になります。ただ同社の財務は健全なようで、…

株価が安くなっているものの、もう少しだけ下げを待ってみる

FRBのタカ派姿勢の鮮明化を受けて株価が下落しています。かなり安くなってきたことを受けて、株価の底打ちを予想する意見が増えてきており、買い場を逃さないか不安になっているところですが、もう少しだけ安くなるのを待つ方針です。待つといっても本当にあ…

9月末の資産チェック。今年1月以来の大規模マイナスも今後に向けての不安なし

月末の週末ということで毎月末の資産チェックを行いました。9月は株式(VT、ドル建て)が10.0%のマイナス、クレジット債(JNK、ドル建て)が4.4%のマイナスと、リスク性資産が下落しました。一方で為替は138円台から144円台へと円安が進み、4.2%のプラス要因…