岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

中国株が下落するものの投資意欲がわかない

中国の習近平主席の続投と、同氏への権力集中を警戒し、中国株式が下落しました(その後反発しました)。より正確には、習氏の続投と権力集中はある程度予想されていたものの、ゼロコロナからの転換のような従来姿勢からの変化が感じられなかったことが、投資家の失望を誘ったとされています。

私が読んだ記事では米中対立の激化を懸念する投資家の意見が紹介されていました。楽観的な私は地政学的リスクはまだそれほど考慮しなくて良いように思っていますが、ただ現在の中国指導部は経済をあまり重視していないように感じます。中国のような政治体制は優れた人物が国を率いるとより早い成長が見込め、うまく行っている時は安心できますが、ひとたび悪い方向に転がり始めると歯止めがきかないのでは、と疑心暗鬼になってしまいます。今回の中国共産党大会で見られた長老の退出の様子を見ると、そうした感が強まります。

中国株は下落しており、落ちたものを見るとつい拾いたくなる私のいつもの行動パターンでは中国株は「買い」ということになります。ただし上記のような悪くなった時に歯止めがかかりにくいリスクを考えると、今回ばかりは中国株を含む新興国株を買う気持ちにはなりません。既に全世界株(新興国株を含む)や新興国株を通じて中国株に投資していることもあり、今後を見守りたいと考えています。

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