岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「新興国株は買い場」について考え直す

昨晩のアメリカ市場は急反発し、新たな変異株に対するパニック的な売りは収束したように思います。変異株に対するリスクを冷静に織り込んだ上で株価が形成されているということです。その一方で新興国株はほとんど回復しておりません。これは新変異株の影響…

新たに見つかった変異株が株式市場に与える影響について

新変異株が株式市場にもたらす影響をめぐり、様々な分析が行われています。現時点では大きな影響にはならないという意見が強く、実際に米国株式の先物価格は上昇しています。私自身も大きな影響にはならないと思っていますが、反対意見を確認するのは常に大…

ブログ運営によって整理される頭の中。今回の投資判断について

我ながらおめでたいものだと思いますが、先日の新興国株の購入は良い判断だったと思っています。この後市場が戻してもそれはそれで良し、下がったら追加投資できるのでもっと良しというわけで、どちらに転んでも良いわけです。今回の購入は4月にブログを始め…

良いタイミングで買えたような気がする。新興国株の購入

昨日、新興国株の買いの好機が来たかもしれないという記事を作成しました。その記事にあった通り、昨晩買い注文を入れたところあっさりと約定し、無事に現金の一部を投資に回すことができました。新たな変異種の出現で市場が急落する局面での購入。変異種の…

ようやく投資タイミングが来たのかもしれない

当ブログでは積み上がった現金の投資タイミングをうかがってきたものの、これまでの一時的な下げ局面はことごとく逃し続けてきました。南アフリカで発見されたという変異株の影響を懸念して株式市場が調整する中、ようやく買いタイミングが訪れたのではない…

欧州のコロナ再拡大は「部屋の中の象」なのか?

オーストリアで全国的な都市封鎖が導入されたり、ドイツで新規感染者の数が急増していることを受けて、金融市場でコロナの再拡大を警戒する意見が出始めています。顕在化すると大きな影響を与えるリスク要因を「象」や「サイ」に例えることがありますが、身…

10月末のバリュエーションチェック。引き続き新興国株が相対的に割安

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。世界全体(VT) 19.4 2.8 14.9米国(VTI) 23.8 4.3 17.3先進国(除く米国)(VEA) 16 1.8 11.7新興国(VWO) 13.3 2.2 15.2先月…

パウエル議長の再任を受けた今後の投資姿勢

パウエル議長の再任が発表されました。現行金融政策の継続が見込まれることになり、金融市場としては一安心です。今朝の記事ではパウエル新体制が取り組むべき課題として、米国経済の舵取り、金融の安定性確保、デジタル通貨の発行を挙げています。米国経済…

パウエル議長が再任されなかった時に備えて。軽視すべきでないドル換金の為替手数料

FRB議長の後任人事をめぐり、現任のパウエル議長の再任が否定されてブレイナード氏が次期FRB議長に指名された場合、金融市場に何らかの反応が出ることが予想されます。そうした反応の中で為替市場に対する反応(一時的にドル安となることが予想される)は、ド…

10月の米国消費者物価の上昇を受けて当局者内に警戒感が広がる

先日記事にしたように米国消費者物価が前年比で6.2%増となったことは市場に驚きを与えました。この結果を受けて11月も同様の傾向が確認できると12月のFOMCで引き締め策が発表されると、それが市場にとってネガティブサプライズとなることを私は期待していま…

もし次期FRB議長がブレイナード氏になったら

先日も記事にした通りFRBの次期議長としてブレイナード氏が候補にあがるようになりました。現任のパウエル議長が引き続き大本命ですが、ブレイナード氏の可能性も高まっているそうです。そうした情勢を受けてブレイナード氏が次期FRB議長に使命された時に金…

マスク氏の持ち株売却は同氏のテスラ社に対するコミットメント低下を示すのか?

イーロン・マスク氏のテスラ社株式売却について考えたことを記録しておきます。まず本記事の本旨から外れますが、この度の株式売却は納税用の現金捻出が目的なのではないかとする憶測が出ておりました。後述の通り今後の課税強化に備え、税率が低いうちに売…

結局シンプルイズベストなのか。ハワード・マークス氏がすすめる賞与の運用方法

世間では賞与が出る頃なのでしょうか。クレジット投資の大家であるハワード・マークス氏が賞与の運用方法を個人投資家にアドバイスしています。アドバイスでは投資先として①基本はS&P500のインデックスファンドに全額投資して放置、②高インフレと金利上昇を…

消費者物価指数6.2%上昇を受けてFRBはどう動くのか?

先日の米国の消費者物価指数6.2%上昇を受け、来月の発表も同様に高インフレを示唆するものであれば、12月のFOMCではインフレ対応の金融引き締め策が検討されるのではないかとする推測記事を読みました。6.2%という高インフレについてはバイデン政権も看過…

新興国株は経済成長の果実を取り込めるのか?

先進国株、特に米国株対比で劣後が続いてきた新興国株。私はすべてが割高な市場環境下で、追加投資するのであれば消去法的に新興国株が有力候補だと思っています。今回、新興国株の米国株対比の割安さを取り上げた記事を読みました。記事はまず、高い経済成…

今のところ日銀は円安を深刻に捉えていない模様

日銀の金融政策決定会合における「主な意見」をもとにした記事が出ていました。記事では委員の意見を「エネルギー価格の上昇や円安進行は日本経済に悪影響を与えていないとの見解」と解釈し、見出しにしています。最近日本人の所得が国際間比較で低下してい…

インフレに対処した国の通貨パフォーマンスは良好とのこと。ただし新興国の話です

インフレに対応して金融引き締めを行った新興国が、当該国の通貨・資産が買われることで報われているとする記事を読みました。ロシアや韓国は金融引き締めを行っていたそうですが、そうした国の通貨の価格は上昇しているとのことです。逆に金融緩和を押し進…

自分に言い聞かせたい。弱気エコノミストが株式に弱気になっている理由

弱気派エコノミストが株式市場に弱気になる理由を10あげていました。私も株式の購入タイミングを逸していますので、この記事を噛みしめて自分を慰めることにします。10の理由は以下のような内容です。1、高い株式バリュエーション2、低いボラティリティ3…

10万円給付、世論がバラマキを歓迎しなくなってきた?

18才以下の子供に対する10万円の支給案に対し、今回はそれを歓迎しない声が多いような気がします。所得制限をつけることについてもあっさりと受け入れられましたし、その所得制限についても「制限がゆるすぎるのではないか」という指摘が多く聞かれます。本…

米国の消費者物価指数、6.2%の衝撃。さすがにマズいのでは…

米国の消費者物価指数が前年同月比で6.2%の上昇となり、市場に衝撃を与えています。前年同月比ということで昨年の10月を振り返ると、ワクチン開発のニュースの直前で明るいニュースは少なかったものの一時的な物価の急落からは脱していたため、前年同月と比…

テスラ株は大幅下落。マスク氏の売却をめぐって憶測が飛び交う

先日記事にしたマスク氏の持ち株売却をめぐり、ある程度予想されていたとはいえ、様々な憶測が飛び交っています。私が本日読んだ続報では同氏の発表を受けて株価が下落していることを紹介した上で、世紀の空売りで名を上げたマイケル・バーリ氏による「個人…

パウエル議長は再任されるのか?ブレイナード氏が後継候補に急浮上

パウエル議長の任期は来年2月に終了します。これまでのところパウエル議長が再任されることがメインシナリオでしたが、ここへきてブレイナード理事が候補として急浮上しています。ブレイナード氏は理事の中でもハト派と目されており、万一ブレイナード氏が後…

マスク氏が自身の持ち株の売却をツイッター上で問いかける

テスラ社の創業者、イーロン・マスク氏が自身の保有するテスラ株2兆円超相当の売却をツイッター投票にかけ、賛成多数で売却が支持されました。同氏は投票結果がどうなっても結果に従うつもりだったとしており、実際に売却するようです。同氏は世界一の金持ち…

京都観光、繁華街は人でいっぱいだった。来春には平常に戻るのか?

先日京都のホテルが激安だったことを記事にしましたが、その京都へ行ってきました。繁華街近くのホテルを予約したのですが、ホテル周辺は人が多く、ただし寺社などの観光地はいつもよりも人が少なかったような気がしました(私は京都に詳しいわけではないので…

REITとバンクローンの米国ETF。REITで検討対象となりうるETFを発見したが…

先日、インフレに備えた投資対象としてREITやレバレッジドローン(バンクローン)に注目しているという記事を書きました。本日はその記事の続報として、具体的に検討可能な投資商品があるのか、調べてみました。調べてみたのは米国のETF、手元にある米ドルを使…

新興国株が戻ってきた!?

これまで先進国株に劣後する傾向にあった新興国が、今後は優位な展開が見込まれるのではないかという記事を読みました。記事ではその背景として以下の4点が指摘されていました。・直近の良好な決算(これは短期的な要因なのであまりアテにしない方が良さそう)…

楽観見通しが広がる米国の株式市場

FOMC後の声明やパウエル議長の記者会計を受けて、株式市場は上昇しています。昨晩発表された内容はテーパリングの開始、テーパリング終了が利上げの開始を意味するわけではない、インフレについては一過性と見るもののそうでない場合は対処する、といった事…

インフレに対応した投資対象とは?

現在金融市場で最も懸念されている事はインフレでしょう。この度インフレリスクに対応した投資対象に関する記事を読みました。まず投資家向けのアンケート調査の結果から、記事は始まります。現在インフレ対応として人気がある資産は、エネルギー株、現金(イ…

風が吹けば桶屋が儲かる?資源価格の高騰が食糧不足に結びつく?

肥料メーカーが農業用肥料の価格上昇を見込んでいるそうです。記事を読んだ時に「人間の食料消費量が急に増えたわけでもないのに、なぜそうなるの?」と思って記事をよく読むと、天然ガス価格の上昇によって肥料生産施設が休止に追い込まれることがあるよう…

うまく行ったときはその逆のことを考える。10月末の資産チェック

月末の資産チェックを週末に行いました。先月はリスク性資産が上昇し、株式がドル建てで4%程度の上昇、また為替が2.5%ほど円安に動きました。一方でクレジット資産は金利上昇の逆風もありほぼ横ばいとなっています。このような資産運用における追い風もあ…