岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

10月末のバリュエーションチェック。引き続き新興国株が相対的に割安

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。

世界全体(VT) 19.4 2.8 14.9
米国(VTI) 23.8 4.3 17.3
先進国(除く米国)(VEA) 16 1.8 11.7
新興国(VWO) 13.3 2.2 15.2

先月からの比較では新興国株のPERが7から13.3へと大幅に上昇しました。ただこれは6月末から11→4.8→7→7と異常に低い値で推移していた反動であり、正常化が進んだと解釈すべきであるように思います(結局なぜ異常値が出たのかは分かりませんでした)。

各地域と比較した相対的な割安感はやや縮小していますが、新興国株が相対的に割安であることに変わりはありません。追加投資するのであれば新興国株という姿勢は変えなくて良いと思います。

ただこの水準であれば欧州株にも投資妙味も出てきます。ROEは低いものの、新興国株にあるカントリーリスクが欧州株には少ないことはメリットです。一方で新興国と欧州を比較すると今後高い経済成長が見込めるのは新興国であり、そうした追い風の存在を考えると、やはり強気になるべきは新興国株であるように思っています。

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