岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

新興国株が戻ってきた!?

これまで先進国株に劣後する傾向にあった新興国が、今後は優位な展開が見込まれるのではないかという記事を読みました。記事ではその背景として以下の4点が指摘されていました。

・直近の良好な決算(これは短期的な要因なのであまりアテにしない方が良さそう)
・ワクチン接種率の上昇と経済再開
金利上昇が銀行の追い風(新興国株市場における銀行セクターの存在感は大きい)
・資源価格の上昇は新興国の追い風(新興国株市場における資源セクターの存在感は大きい)

一部を除いて納得できるものが多く、また金利上昇や資源価格の上昇は長期的なトレンドのように思えることから、長い目で見ても新興国株は有望かもしれないと思うようになっています。

新興国株については最大の市場である中国の将来が懸念されています。経済成長の鈍化(ゼロコロナの方針や環境重視への切り替えなど、政治判断の影響が大きいとされる)、不動産開発セクターの過剰負債の問題、政府による企業の規制などの問題が指摘されてきました。これらの問題についても、すでに市場に織り込まれているとする考え方が出始めています。

政府による規制はまだまだこれからとする意見もあり、これは長期目線の意見だと思いますが、この意見にはうなずける面もあります。とはいえ自身の資産運用を考えると現金が積み上がってしまったこともあり、新興国株は追加投資を行う際の有力候補だと思っています。

毎月のバリュエーションチェックで確認している通り、先進国株に比べてかなり割安ですし、もう少し下がってくれないものでしょうか。昨晩の米国市場では新興国株が少し下がったので、生唾をのんで今後を見守りたいと思います。

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