岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

リスク性資産に追加投資しました。計画通りに投資できたことが良かった

米国の利下げ期待後退にともなった株価が下落していますが、この局面でリスク性資産(クレジット債と全世界株)に追加投資を行いました。まずはクレジット債。これは米国ETFを通じた投資になります。既存の米国ETFの配当という形で積み上がる米ドルを、クレジ…

久々にロシア株市場の確認

かなり久しぶりの投稿です。相変わらずお金が返ってくるのか分からないものの、捕らぬ狸の皮算用をしてみました。私がロシア株に投資したのは、ウクライナ侵攻が起こった2022年2月24日なのですが、それ以来の推移を確認します。結果的にロシア株は108%の上…

西側諸国がロシア資産没収なら報復とロシア国営通信。ロシア株ETFからの資金回収はいよいよ絶望的か…

最近の気になる話題として、米政府がロシアの凍結資産を接収し、ウクライナ復興への資金にあてるという記事がありました。その記事を読んだ時に感じた嫌な予感が的中しました。 西側諸国がロシアの凍結試算を没収した場合、ロシア政府は報復として西側が保有…

11月末のバリュエーションチェック。新興国株の割安さはどうも本当らしい

11月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性…

新NISA、つみたて投資枠の設定を行う

新NISAのつみたて投資枠の設定を行いました。設定といってもこれまで特定口座で行っていたクレジットカードによる積立投資をそのまま、新NISAに切り替えたもので、投資先が変わるわけではありません。投資先は全世界株型のインデックスファンドで、私がNISA…

11月末の資産チェック。資産価格上昇で金額としては過去最大の資産増

月末の週末ということで、資産チェックを行いました。11月は株式(VT、ドル建て)が11.8%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が4.9%のプラスと、リスク性資産は大幅に上昇しました。為替は1.8%円高に動いたもののリスク性資産の上昇に比べると微々たるもの…

利上げ終了観測の市場での織り込みは十分でなさそう

米国の利上げ終了を見込み、為替市場ではドル高が一服しています。利上げの終了は資産価格の押し上げにつながりますから、利上げ終了観測の影響は為替市場にとどまらず、今月は資産価格が大幅に上昇しています。追加投資を考えている私にとって、資産価格の…

クレジット債に対する強気意見を読む

クレジット債に対する強気意見を紹介する2つの記事を読みました。1つめは今後デフォルト率が増加(来年はデフォルト率が5%まで上昇することが見込まれているとのこと)してもクレジット債は堅調なリターンが見込めるとした記事。2つめは投資適格債について、来…

10月末のバリュエーションチェック。多少割安になっていた10月末の株式市場

10月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性…

イタリア国債がジャンク債に格下げされるおそれ

イタリアの国債がジャンク債に格下げされるかもしれないという記事を読みました。ムーディーズが今週、格付けの見直し結果を発表するそうで、そこで格下げされる可能性があるとのことです。この記事を読んで思ったことは、日本国債の格付けです。ざっと調べ…

投資信託とETF、どちらが良いか?

昨日に引き続き、今後クレジット債に投資する際の手段(いずれも投資信託とETF)について考えました。ETFは今月末に上場予定であり、現時点で目論見書は明らかになっていないものの、信託報酬等はほぼ変わらないようです。証券所で取引されるETFは指値注文等で…

豊富になってきた日本の個人投資家の選択肢

私は米国上場のETFを通じてクレジット債に投資しています。日本国内の投資信託等でなく米国ETFを利用する理由は、安価な運用報酬や流動性だったのですが、最近、国内のETFや投資信託に魅力的な商品が出ていることに気づきました。いずれも国内のETFや投資信…

バラマキ政策に対する国民の反応が変わってきた?

物価高への対策として、岸田政権は減税や給付金を検討していると報じられています。これまでであれば、こうした政策は概ね好意的に報じられてきたように思いますが、今回の報道姿勢は少し違うように感じます。こうしたバラマキや金融政策こそが物価高を招い…

10月末の資産チェック。今年最大の月間下落。株式が下落して追加投資が検討できる水準へ

月末まで数日ありますが週末ですので、10月末の資産チェックを行いました。10月は株式(VT、ドル建て)が4.5%のマイナス、クレジット債(JNK、ドル建て)が2.0%のマイナスと、リスク性資産は下落しました。為替はほぼ変わらずで0.1%円安に動き、資産全体としては…

容認できないものの、結果としてうまく行っているように見える人の盾

昨今のパレスチナのイスラエルの間の紛争では、パレスチナがイスラエルの民間人を人質にしたり、イスラエルによる報復が一般のパレスチナ住民を巻き込む形になるなど、民間人も犠牲になっています。そしてパレスチナを実行支配するハマスは、人質や一般のパ…

日銀のマイナス金利解除は市場に過剰反応をもたらすか?

日銀が現在のマイナス金利を解除した時、米国債市場にマイナスの影響をもたらすのではないかと予測する記事を読みました。その記事によると市場では、マイナス金利が解除された後に日本の投資家はその資金を海外から日本に戻すため、米国等の国債市場にマイ…

日銀がイールドカーブコントロールの再修正を検討しているとの報道

日銀がイールドカーブコントロールの再修正を検討しているとの報道がありました。7月の修正後も金利が上昇し、長期金利が上限である1%に近づいていることが、その理由のようです。以前も記事にしたように私はイールドカーブコントロールを修正ないしは撤廃し…

世界最大市場からの撤退を決めた日本の自動車メーカー

日本の自動車メーカーが自動車の世界最大市場、中国からの撤退を決めたというニュースを見ました。世界最大の市場から撤退することは容易な決断ではなかったと思いますが、電気自動車の販売が好調な中国市場で、このメーカーは苦戦していたそうです。私が見…

9月末のバリュエーションチェック。新興国株が割安に(データ間違いの可能性ありますが…)

9月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

パレスチナ側の視点を紹介するようになった世論

ハマスのイスラエル侵攻をきっかけとしたパレスチナでの紛争について、パレスチナ側の視点のたった報道が増えてきたように感じます。現在行われているイスラエルによる反撃は、パレスチナの民間人を巻き込む形で行われざるをえず、パレスチナの民間人の被害…

日本当局は金利を引き上げることができるのか?

日本の財務官が、急激な円安が発生した際に利上げや為替介入で対抗すると発言したことが記事になっていました。私がこの記事を読んだ時に思ったことは、財政が悪化した日本政府に、金利を引き上げる余力がはたしてあるのか、ということです。財務官は「利上…

パレスチナの紛争が沈静化して欲しい

ガザ地区を実効支配するハマスによるイスラエルへの攻撃の後、イスラエルが大規模な反撃を予定するなど、パレスチナをめぐる混乱は激化しています。これを受けてイスラエル、パレスチナの双方の立場から様々な意見が出ています。イスラエルを指示する立場で…

判官びいきの門外漢がイスラエルとハマスの戦闘に思うこと

イスラエルとガザ地区を実効支配するハマスの戦闘が世界の注目を浴びています。きっかけはハマスがイスラエルに対して突然攻撃したことで、これに対してイスラエルは報復を行っています。今回の報道を通じて思ったことは、ハマスが今回のような攻撃を起こし…

米国債利回りが0%から5%へ。自身の運用計画を振り返る

米国の金利が0%から5%に上昇し、政府の財政運営が危惧されるという記事を読みました。これまでは国が国債を発行すれば投資家はいくらでも買ってくれましたが、これは変わりつつあるのかもしれません。この将来が危ぶまれるという見解に、私は同意しています…

株式は明らかに過大評価とビル・グロース氏

先月、本格的な下落が始まる初期段階でクレジット債に追加投資を行った私にとって、自分を安心させる記事が出ていました。債券運用で名を馳せたビル・グロース氏が現在の市場に対し、株式は明らかに過大評価、債券は魅力的ではないものの「ましな取引」と分…

日本政府は金利上昇に耐えることができるのか

世界的に金利上昇が加速していますが、そのきっかけの一つは、FRB高官による高い政策金利を維持するという発言が、債券市場で真実味を持ち始めたというものです。こうした高官の発言は以前から繰り返されていたものの、債券市場は景気後退の可能性が高いとし…

9月末の資産チェック。株式のバリュエーションは平均並み、クレジット債に投資したのは正解だったかもしれない

9月末の資産チェックを行いました(記事化が遅れましたが、以下は週末の時価を利用しています)。9月は株式(VT、ドル建て)が5.0%のマイナス、クレジット債(JNK、ドル建て)が1.7%のマイナスと、リスク性資産は下落しました。一方で為替は2.1%円安に動き、資産全…

株価反発で一安心。ジャンク債は良いリスク?

昨晩の米国市場は上昇しました。特段の材料はなく、今週前半の下落から反発しただけと捉えるのが無難そうです。一度買ったら売らない、長期投資の方針で追加投資した私ですが、買った直後に下落が続くのはやはり気持ちの良いものではなく、そうした意味で少…

不景気により欧州の気候問題に対する関心が低下している模様。間違いを認める姿勢は学ぶべき

英国がディーゼル車の新車販売禁止を延期する方針を示しました。不景気に苦しむ国民に配慮した措置とのことです。私が読んだ記事によると、英国のように国民からの不満を受けて気候問題への対応を後回しにする動きはドイツなどでも見られるようです。欧州諸…

株式に比べて洗練されている債券市場。株式とクレジット債に投資すること

昨日の米国市場では高い政策金利の長期化観測が広がり、債券が売られました。株式は先週の下げの反動でしょうか、小幅に反発しています。債券市場の動きをもう少し詳しく見ると、長期債の下落幅が短期債の下落幅を上回っています。政策金利の引き上げと維持…