岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

8月末のバリュエーションチェック。株式は少なくとも割安にはなっていない

8月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

昨日の下落局面でクレジット債に追加投資しました。手元のドルはほぼゼロに

FOMCの金融政策決定を受けてここ数日、債券は売られ、株やクレジット債といったリスク資産も下落しています。先週クレジット債に追加投資した私にとっては追加投資は今週まで待っておけば良かったことになりますが、先週時点でこうなることは分からなかった…

今回の投資タイミングについて。0.2%の利回り向上がもたらす効果は?

今回クレジット債に追加投資するにあたり、こんなことを考えました。私はハイイールド債ETFの利回りが9%に達したら追加投資しようと思っていたのですが、今回はだいたい8.8%で購入したので、0.2%分の利回りを諦めた形になります。0.2%の利回りを諦めることで…

追加投資できました。今後も追加投資先はクレジット債が有望か

だいぶお騒がせしていましたが、先週金曜にクレジット債に追加投資することができました。先週金曜は少しだけクレジット債が売られていたので、より良い追加投資を待って買いの好機を逃した先週の教訓を活かし、あまり思い悩まずに追加投資しました。今週は2…

昨晩も買いを逃し、クレジット債は価格上昇…

昨日記事にした通り、クレジット債への追加投資にあたって米国CPIの結果を待っていた私は、CPI発表後の価格上昇を目の当たりにし、追加投資を一日先延ばしにしました。ECBの金融政策の発表と米国の経済統計を受けて、クレジット債が下落するのを期待したわけ…

昨晩のCPI待ちは結果として裏目に。今晩のECBの結果と米国の統計に期待をつなぎます…

昨日記事にしたように私は米国CPIの発表を待って、クレジット債に投資する予定でした。CPIは概ね予想通りだったものの、金利は低下し、クレジット債の価格も上がってしまいました。CPIの結果を待とうとした私の判断は、完全に裏目に出た形になります。最近思…

今晩のCPI発表を確認し、クレジット債への追加投資を行うつもりです

追加投資の対象をクレジット債に絞り、その後もあれこれと悩み続けてきた私ですが、そろそろ腹をくくって追加投資しようと考えています。今晩は米国のCPIが発表されますが、インフレ沈静化に疑問を投げかけるような内容である場合、金利は上昇するはずです。…

バイデン大統領の失言。意図した発言であれば恐ろしい…

バイデン大統領が、中国経済の失速により中国は台湾侵攻の余裕がなくなっている、とする見解を示しました。これを受けてかは分かりません(週末の植田総裁の発言が材料視されたとの解釈の方が強いようですが)が、為替市場はリスク回避ということか、円高に動…

規制が助長したかもしれない中国製スマホの技術革新。政府の思うように世界や経済は動かない

中国の通信機器大手が発表した最新のスマホに、輸出規制によって本来であれば利用不能な最新の半導体が使われていることが分かりました。規制によって輸入できなくなった最新の半導体を、中国国内で製造していることが判明したわけです。私はこうした規制は…

財務官の円安けん制発言で円安進行が止まる。今後のドル買いについて

本日(日本時間)の為替市場は、財務官による円安けん制発言(為替介入の可能性をちらつかせるもの)を受け、ここ数日急速に進んでいた円安進行が止まりました。米国ETFを中心に投資をしている私は、手元の円をいったんドルに換えてから米国ETFに投資することに…

米金利上昇による株価下落はせいぜい10%と見込まれているらしい

私は追加投資のきっかけとして、高い政策金利を維持することによる景気冷え込み効果を忌避した株式やクレジット債の下落を期待しています。そんな私を失望させる記事を読みました。現在4.2%くらいの米国10年国債利回りが4.5%に上昇したとしても、多くの投資…

8月末の資産チェック。手元の現金が積み上がっている

8月末の資産チェックを行いました。8月は株式(VT、ドル建て)が2.3%のマイナス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.5%のマイナスと、リスク性資産は下落しました。一方で為替は3.6%円安に動き、資産全体としては+2.1%のプラスになりました。円安効果によるもの…

またもや追加投資の機会を逃したか…追加利上げ観測後退でリスク資産は上昇

ここ数日の米国市場は弱い経済指標を受けて、FRBの追加利上げに対する観測が後退し、その結果株式やクレジット債のリスク資産は反発しています。8月中旬にクレジット債が下落した時は、待っていた追加投資の機会が訪れたかと期待しましたが、その期待は今の…

ロシアの石油大手ルクオイルが外国人株主からの株式買い戻しを計画

ロシアの石油大手ルクオイルが外国人株主からの株式買い戻しを計画しているという記事を読みました。買取価格は少なくとも50%の割引をした後の価格とのことです。外国人株主はロシア企業の株式をいったんゼロと評価していることもあり、この買い戻しに対する…

身売りを検討している企業でストライキが実施されるかもしれない

先日記事にした小売グループ企業の百貨店事業の売却にあたり、百貨店事業の労働組合がストライキを実施する予定であることが報じられています。「9月1日に予定されている株式譲渡は強引であり、納得感が得られる状態にはなっていない」と組合は考えているよ…

7月のバリュエーションチェック。(7月末時点の)株式市場の割高さを確認

7月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性が…

8.9%という短期のハイイールド債の利回り、魅力的では?

下落局面を待って追加投資することを基本姿勢としている私ですが、これという下落が起きないまま、時が経ってしまいました。現金はリターンを生み出さないため、現金が積み上がりすぎるのは問題です。このため手元の現金の半分くらいで、追加投資をしようと…

防衛費の増額の財源として政府保有株に注目が集まる

防衛費の増額の財源として、政府が保有する株式の売却が検討されているそうです。具体的にはNTT株の売却が検討されているそうで、本日読んだ記事では市場に与える影響を考慮し、20年かけて売却することが考えられているそうです。私は国債発行を税源とする政…

老後資金2億6千万円の達成に自信のある米国人

米国の証券会社による調査で、米国人の老後資金の目標額は平均で2億6千万円にのぼるという記事を読みました。この金額は昨今のインフレの影響を受け、6%増加しているそうです。米国人が想定する老後がどのようなものか分からず、また年金や医療制度が異なる…

クレジット債がじわりと安くなってきた

昨晩の米国市場は米国債の格下げを嫌気してか、株式・債券共に下落しました。株式はこれまで高値で推移していただけに、まだまだ追加投資する水準ではありません。ただクレジット債は金利上昇という価格下落圧力をこれまでも受けていただけに、今回の下落で…

6月末のバリュエーションチェック。考えてみると米国株のROE20%超えはすごい

遅ればせながら6月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が…

YCC修正の結果、円高は起こらず…怖い…

先週末の日銀によるイールドカーブコントロール(YCC)政策は、当初はこれが実現すると長期金利は上昇し、金利上昇によって為替が円高に進むことが予想されていました。結果、長期金利の上昇は予想通り起こりましたが、為替(ドル円)は一時円高に動いたものの、…

7月末の資産チェック。為替の影響が大きかった1ヶ月

7月末の資産チェックを行いました。7月は株式(VT、ドル建て)が3.5%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.5%のプラスと、リスク性資産は上昇しました。一方で為替は2.2%円高に動いた結果、資産全体としては0.3%のプラスと、ほとんど動かない結果になり…

日銀がYCC政策の柔軟化へ。金融政策は無事に正常化できるのか?

本日の日銀金融政策決定会合で、日銀はイールドカーブコントロール(YCC)政策の柔軟化を決定しました。これまで長期金利の上昇は0.5%まで容認していたのを、1.0%まで容認することにしたとのことです。この発表を受けて金融市場は乱高下しましたが、金融政策の…

高級腕時計の市場が一般化しつつある模様

高級腕時計の中古品価格の下落を予想する記事を読みました。この記事で意外に思ったのが、記事内で大手金融機関のアナリストによる調査結果が紹介されていることです。大手金融機関のアナリストと腕時計市場の調査会社が共同でレポートを作成したようです。…

ツイッターが青い鳥のロゴとブランド名を変更する。マスク氏の再建計画は実現するのか?

ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏が同社の青い鳥のロゴとブランド名を変更することを決めたそうです。ロゴはともかくとして、ツイッターというブランド名は、その経済的価値が大きそうなだけに、もったいないような気がします。マスク氏は今回の決…

企業が身売りされる際、従業員の意向はどのくらい反映されるのか?

大手小売グループが傘下の百貨店事業を投資ファンドに売却することを検討していることを紹介する記事を読みました。記事の中で興味深かったのが、この百貨店部門の従業員組合がこの身売りに懸念を示していることです。この投資ファンドは家電量販店チェーン…

学習塾規制の影響でかえって増えた教育費。政府の民間に対する規制は最小限に留めるべき

中国政府が営利目的の学習塾を禁止して2年が経ちましたが、中流家庭が学習塾ではなく家庭教師を利用した結果、かえって教育費が増大しているという記事を読みました。学習塾の禁止はつめこみ教育から脱却や親の経済的負担を軽減させることを目的としていたよ…

現在出現している逆イールドはどうやって解消するのか?

米国の債券市場で出現している逆イールドについて、景気後退の予兆と捉えるには当たらないとする意見が記事になっていました。逆イールドが出現する背景として、投資家が近い将来の利下げを予想している(つまり景気後退を予想している)ことがありますが、こ…

制御できないインフレの可能性はなくなったものの、2%目標への着地は難しいのではないか

今週の市場は米国の消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、債券を含めた資産全般が上昇しました。追加投資の機会をうかがっていた私にとっては悔しい展開ですが、私は今後も株式やクレジット債が下落する可能性に期待しています。3%まで低下し…