岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

株式に比べて洗練されている債券市場。株式とクレジット債に投資すること

昨日の米国市場では高い政策金利の長期化観測が広がり、債券が売られました。株式は先週の下げの反動でしょうか、小幅に反発しています。

債券市場の動きをもう少し詳しく見ると、長期債の下落幅が短期債の下落幅を上回っています。政策金利の引き上げと維持は既に市場に織り込まれていたことが、短期債の下落幅が相対的に小さかったことから伺えます。こうした市場の反応を見ていると、債券市場はある程度は理屈通りに動くことが実感できます。

債券市場と株式市場の市場参加者を比較すると、債券市場の方が洗練されていると言われます。債券は売買単位が大きく、個人投資家が入り込む余地がほとんどないことも、その一因なのでしょう。

ただ、ここで言う債券市場は国債のような債券を指しており、私が投資しているクレジット債とは異なります。クレジット債の利回りは国債市場で決まる国債利回りに上乗せ金利が加わって決まりますが、この上乗せ金利は市場心理に大きく左右されるよう思います。また国債とクレジット債では投資家層もかなり異なるはずです。

とはいえ株式に加え、株式とは若干異なる性質を持つクレジット債へ投資していることに、心地よさを感じています。分散投資の効用の一つと言えるかもしれません。

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