岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

8月末のバリュエーションチェック。株式は少なくとも割安にはなっていない

8月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性があります。

世界全体(VT) 17.1 2.5 16.5
米国(VTI) 21.6 3.7 22.3
欧州(VGK) 12.2 1.8 12.5
新興国(VWO) 12.3 1.7 15.1
日本(VJPN) 14.4 1.3 10.1

今回気づいたことは欧州株が割安になっていることです。これまでPERは欧州株>新興国株という関係でしたが、今回は欧州株のPERは新興国株のそれを下回っています。私は一部の例外を除いて長期的に保有できる資産(つまり売却しなくて良い資産)に投資することにしており、欧州株に長期的な期待がいだきにくいことから、投資検討の対象になりません。

このバリュエーションは8月末時点の結果ですから、ここ最近の株価下落は反映していません。そこで直近の米国株のPERを確認し、PERがそこまで割安になっていないことを確認しました。ここ数日記事にしている通り、私は今月の追加投資の対象に株式でなくクレジット債を選んだのですが、その選択は悪くなかったのかなと思っています。

私が確認したサイトでは米国株のPERは、5年平均よりは割安であるものの、10年平均よりは割高とのことでした。対するクレジット債は過去10年で見て、高い利回りで投資できています(以下は過去10年のクレジット債の利回り推移です)。

セントルイス連銀のデータベースより

reedonshore.hatenablog.com