岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バフェット氏の後継者、優秀すぎる前任者からの大きすぎる期待

世界最高の投資家の一人と目されるウォーレン・バフェット氏は、その影響力の大きさと高齢であること(御年90才)があいまって、その後継者に誰を指名するかに注目が集まってきました。今回明らかにされた現在の後継予定者はグレッグ・アベル氏で、その年齢は5…

新たな基準が創られる時の混乱。Liborの切り替えに思う

金融業界で短期金利の指標として長年使われてきたLiborという代表的な指標が撤廃される予定なのですが、その過程で混乱が生じています。この指標は市場参加者によって操作されていたことが分かり、規制当局によって新しい指標への移行が促されているのですが…

ワクチン接種のその後、社会はどう平常に戻るのか?

ワクチン後進国などと批判されていますが、ともあれ日本でもワクチン接種が進んでいます。このままワクチン接種が進んだ後、どのような形で平常は戻ってくるのでしょうか?まず職場に戻るタイミングですが、これはワクチン接種が進んだ段階で迅速に進みそう…

規制業種の大企業によるベンチャー投資、代理人による規制への挑戦

規制業種の大企業は規制に関して失敗することはできません。仮に規制に反していると判定された場合、規制当局からこってりと絞られます。 このためベンチャーキャピタル(以下、VC)投資を通じて、自身の業界に課された規制を、VC出資先の企業を通じて挑戦させ…

中国の若者が疲れている?豊かになった社会でいかに活力を維持するか

中国のアイドル発掘番組で、無気力な出演者が人気化していたそうです。アイドル発掘番組はその性格上、出演者がアイドルになることを熱望して頑張ることが前提になるわけですが、その出演者はなるべく早く敗退することを希望していたそうで、そのギャップが…

オリンピック開催の成否に見る政治家の役割。政治的決断に必要なのは理念か、世論か

オリンピックの開催をめぐり、開催者側と国民の間で、考え方に乖離が見られます。世論調査によると多くの国民がオリンピックの中止や延期を求めているようですが、開催者側はまだまだ開催を諦めておりません。ここでいう「開催者側」は政府や関係者だけでな…

NFT(非代替性トークン)の流行は資産バブルの象徴なのか

NFT(非代替性トークン)をポケモンカードの収集になぞらえる記事を読みました。私はNFTはおろかポケモンカードの収集についても理解できない旧人類ですが、「NFTはポケモンカードのようなものだ」とする説明にはうなずけるものがありました。 ポケモンカード…

日本のアニメスタジオが中国の下請けに、国際分業体制下で得意分野に特化すること

日本のアニメ制作会社が中国のアニメ制作の下請け仕事を受けているという記事を読みました。アニメ制作の流れをよく理解していないのですが、比較的単純な仕事を中国のアニメ制作会社から請けおっているそうです。 意外感がありましたが記事の中で触れられて…

世界一周航空券を使った世界一周旅行を妄想する

Youtubeでひろゆきさんの動画を見ていたら、十分なお金をためて引退した人へ「世界一周航空券を買って1年くらいいろんなところへ行ってはどうか」とアドバイスしていました。エコノミー席で30万円、ビジネスクラスでも60万円程度で半年分のチケットが購入で…

利確するまでが投資です。仮想通貨の寄付が引き起こした騒動に思う

慈善団体への寄付に大量の仮想通貨を用いたところ、その仮想通貨の価値が急落したため、その寄付がかえって迷惑になってしまったのではないか、という記事を読みました。記事によると寄付された仮想通貨は流通量の5%だったようです。それだけの割合がポンと…

家で映画を視聴する環境。プロジェクターのススメ

家で映画を見るとき、これまでテレビやタブレット端末で見ていたのですが、プロジェクターを購入し、家の壁に大写しにして見るようになりました。やはり画面が大きくなると迫力が違いますし、没入感が違います。まるで映画館、大型スクリーン館とはいきませ…

人生の岐路。映画「カリートの道」

麻薬取引から足を洗おうとする主人公。ただ、先立つものがなければそうも行きません。昔の人脈を活かして職を得て、新天地への脱出が可能になるまでお金を貯めていきます。あと少しで目標額に達するところで事件が起こり…というこのお話。 年を重ねれば重ね…

体制への異議申し立て。香港市民による意思表示手段を思う

香港でワクチン接種者の数が伸び悩んでおり、その背景として香港政府に対する不信感があるのではないか、とする記事を読みました。香港では効率的な接種方法が採用されており、手続き上は容易にワクチンが打てるようなのですが、ワクチン接種者の伸びが一巡…

ゲイツ夫妻の離婚

27年間の結婚生活を経て、ゲイツ夫妻が離婚するそうです。結婚生活も27年となると当初の情熱がなくなることはなんとなく理解できますが、かといってわざわざ離婚までして何がしたいのかは気になります。仮に一緒に過ごすのが嫌であれば、家の1つや2つは容易…

「狂乱の20年代」はやってくるのか?

コロナ禍によって抑制されていた需要が収束後に発散し、コロナ収束後は高い経済成長が見込めるのではないか、とする予想を目にします。ワクチン接種の先進国では経済成長が実現しつつありますので、もはや「予想」ではないかもしれません。 世界中で1年近く…

国民への直接的なバラマキは社会の生産性を向上させるのか

米国の4月の雇用統計が事前予想を下回った(それでも雇用者数は増加し、失業率も低下しています)ことに対し、政府による手厚い失業給付等が、失業者が就職活動を開始することへの妨げになっているのでは、と解釈する意見が出ています。失業給付で十分な金額が…

10年ぶりにツイッターを再開して

このブログもそうですが発信欲が急に高まって、10年ぶりにツイッターアカウントを再作成し、使い始めました。10年前だと普通に使っているだけでフォロワーが増えていきましたが、今回はなかなかフォロワーが増えません。再開して1ヶ月以上経ちますが、いま…

ニトリは外食産業で成功するのか?多角化がもたらすモチベーションの向上

家具販売のニトリが外食やアパレルへ進出するとのことです。国内の家具市場は人口減等の要因で成長余地に限界があるため、成長を求めての経営判断とのことですが、はたしてこの多角化はうまく行くのでしょうか。 外食やアパレルへ新たに投資したい投資家の視…

コロナは低賃金労働を変えるのか

米国のファーストフードチェーンやホテル産業で、従業員の確保が難しくなっているそうです。これらの企業では経済再開による需要の増大に対応し、一時的に減らしていた雇用を増やそうとしているのですが、そうした取り組みがうまく行っていないわけです。 そ…

車が足りない。レンタカー業界における需給逼迫

車載用半導体の不足によって自動車の生産台数が減少していますが、その影響が米国のレンタカー業界に及んでいるそうです。初めて知りましたが、レンタカー業界では大量の新車を割引価格で購入し、使用期間1年未満で中古市場にて売却しているそうです。今回、…

イタリアの自転車ロードレースに見る平常への回帰

イタリアで行われている自転車ロードレースのハイライト動画を見て、観客の数が増えている事に気づきました。3月中旬に行われたミラノ・サンレモというレースでは観客がほとんどいなかったのですが、先週末に始まったジロ・デ・イタリアというレースでは明…

ワクチン特許を放棄せよ?

米国が新型コロナ・ワクチン特許の保護を解除することを各国に呼びかけているそうです。この措置は一時的なもののようですが、相応の費用をかけてワクチン開発に取り組んだ製薬会社からすると、簡単に受け入れる話ではないでしょう。製薬会社だけでなく国と…

変異種は油断ならない?正念場を迎える新型コロナ対策

インドで新型コロナの感染者が増えて医療体制が逼迫していることについて「アジア人は新型コロナにかかりにくい、ないしは重症化しにくい」というこれまでの傾向が崩れているのではないか、と分析する記事を読みました。 たしかにこれまでのアジアでの感染者…

映画「かごの中の瞳」で映画評論のありがたみを再認識する

アマゾンプライムで視聴した本作、サスペンスであることを意識せずに見たこともあり、話の筋がイマイチ理解できていませんでした。 見た翌日に映画評論サイトを確認して「あ、このシーンはこういう意味があったのか!」と腹落ちした箇所がいくつかあり、また…

河野大臣のインタビュー動画を見て

ワクチン接種を担当する河野大臣のインタービュー動画をYoutubeで視聴しました。日本のワクチン接種の遅れについては残念に思うところが多いのですが、何を言っても言い訳にしかならない状況で大臣自身がインタビューを受ける点、また至らない点は素直に認め…

コロナで積み上がった旅行需要

今日からお仕事という方も多いと思いますが、連休は小旅行など楽しまれましたでしょうか?私はコロナ前から出不精なこともあり、連休中は自宅でゆっくり過ごしておりました。 出不精ではあるものの、コロナで旅行に行けないとなると、あまのじゃくな性分が頭…

食わず嫌いはいけません。映画「世界一キライなあなたに」

アマゾンプライムで「世界一キライなあなたに」という映画を観ました。ネタバレを防ぐためにあらすじは書きませんが、とても良い映画でしたので、オススメです。 この映画はこれまで、題名やパッケージ画像から受けるイメージからなんとなく敬遠していました…

グーグル、巣ごもりによるコスト削減と同時に人材へ投資する

グーグル社が出張や接待等の削減によってコストを削減し、その分だけ業績が改善したそうです。記事によるとその額およそ290億円。「ちりも積もれば」と言いますが、決して小さい金額ではありません。ともあれコロナ禍による移動制限等によって出張や接待等が…

財政均衡への地ならしが行われている?

先進各国の財政当局や中央銀行の幹部によるコロナ後を見据えた発言が相次いでいます。日本では財務大臣が財政赤字によって国債市場の信任を失わないように注意を呼びかけ、米国では中央銀行の幹部が資産バブルを警戒し、そして欧州では中央銀行の幹部がイン…

Googleスプレッドシートで資産を管理する

資産と大上段に構えるほどではありませんが、株式や投資信託を保有しており、資産管理にGoogleスプレッドシートを利用しています。 このGoogleスプレッドシートの機能は大まかに言うとエクセルと同じですが、ウェブ上で使うことが前提になっているせいか、株…