岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

食わず嫌いはいけません。映画「世界一キライなあなたに」

アマゾンプライムで「世界一キライなあなたに」という映画を観ました。ネタバレを防ぐためにあらすじは書きませんが、とても良い映画でしたので、オススメです。


この映画はこれまで、題名やパッケージ画像から受けるイメージからなんとなく敬遠していました。ところが今回のように観てみると実は良かったということは、映画に限らずよくあります。こうしたことが起こるたびに「食わず嫌いはいけないな」と反省するのですが、思い込みが激しい性分で、何度も繰り返してしまいます。


とはいえ期待を良い意味で裏切られることも人生の醍醐味であるとは思うので、これからも勝手に思い込んでは裏切られる、を繰り返したいなとは思っています。ただ期待を裏切られるには、そのきっかけ、経験することが必要です。そして何事にも柔軟に取り組むには、生活態度や姿勢以外に、時間とかお金も必要になるでしょう。時間はまあ仕方ないとして、お金には限界があるのは困ったものです(例えば将来的に宇宙に行ってみたくなったとして、お金のことを考えると躊躇するような気がします)。


ネタバレにならない程度の感想を一つだけ。この映画は英国を舞台にしているのですが、主人公が生まれてはじめて字幕付きの映画(たしかフランス映画)を見る場面がありました。日本人の場合、字幕付きの映画を観ずに過ごすことはかなり珍しいことだと思います。ただ英国人の場合、英語圏の映画はたくさんあるでしょうし、英語圏以外の映画を観ることは珍しいのかもしれません。そして英国人がハリウッド映画を観る時、米国人の英語の癖を感じながら観ているのかな、などと思いました。日本人で外国語の映画を観る場合に必ず吹替版を選ぶ人は、どのくらいいるんでしょうね。