岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

大御所による悲観的な予想が目立つ株式市場

すでに高値から10%超の下落を記録している株式市場ですが、さらなる下落を予想する意見が、主に一線を退いた大御所的な投資家から表明されています。そうした大御所の意見は極端であることが多く(本記事作成のために読んでいる記事では50%近くの下落を予想し…

大幅下落!1月末の資産チェック

少し早いですが週末ということで月末の資産チェックを行いました。1月は市場が荒れ模様ということで、資産全体で約4%の減少となりました。これだけの下落はコロナショック以来ということでかなり久々です。株式は7.1%の下落、クレジット債は2.7%の下落、為替…

中国株に対する慎重意見を読んで

先日記事にしたように私は昨年11月末に新興国株へ追加投資を行いました。先進国対比での新興国株の下落が目立っていたことに加え、オミクロン株による市場の下落が行き過ぎではないかと思ってのことでしたが、その際に気になったのは新興国株の中で最大の割…

コストの観点で中国の電気自動車が選ばれる現実

国内の配送会社が電気自動車を購入する際、価格の観点で中国製の電気自動車が選ばれているそうです。記事によると、配送会社の立場では使用開始後数年経った後の充電性能や数年後の機能性といった点で中国製には不安があるものの、一般にラストワンマイルと…

ゼロコロナ政策を嫌気して下落する金融市場としての香港の魅力

厳しいコロナ対策は住民の生活の便利さを制限してしまうものです。中国は世界でも徹底したコロナ対策を行っている国として知られていますが、厳しい規制を嫌気して金融関係者が勤務地として香港を選ばなくなっているという記事を読みました。記事によると香…

売買タイミングを考える意義。いつか役立つ日がくるはず?

今週月曜に全世界株を追加投資したことに関する感想です。昨日記事にしたように完璧に違いタイミングで追加投資できたわけですが、売買タイミングによって1日で嵩上げできたリターンは3%弱にすぎません。また安くなったと言っても現在の株価は昨年の10月頃と…

またもやブログ運営の効用か。またもや良いタイミングで買えたような気がする

昨晩の米国株市場は最初大幅下落(約4%)で始まった後に上昇して、最終的にほぼ変わらずで終わるという変わった展開でした。なぜ急反転したのか理由が知りたいところですが、納得のいく説明がされている記事は見当たりませんでした(概ね「投資家の押し目買い意…

過去の利上げ局面では米国株は堅調となる傾向

今年は米国で利上げが見込まれていますが、利上げが行われた時に米国株がどのような実績になっていたのかを振り返る記事を読みました。記事によると利上げ局面の大半で株式市場はプラスになったとのことです。利上げは景気が好調な時に景気の加熱を抑えるた…

国内株式とJ-REITのETFについて

株価下落を受けて資産を買い増す好機が来ているように思っています。その際にどのような手段を通じて買い増しを行うのか、考えてみました。まずグローバル株式や新興国株については米国上場のETFを通じて買うことになりそうです。これはあまり合理的な判断で…

クラリダ副議長の辞任。これは明らかにアウトです

FRBのクラリダ副議長が、FRBがコロナ対策としての緩和策を発表する直前に株式を購入していたことを以前記事にしましたが、その続報が報じられ、続報を受けてか副議長はその職を辞することになりました。今回判明したことは問題となった購入の3日前に株式を売…

コロナウイルスをめぐる面白い記事。ワクチンを通じた免疫獲得の方が良いと思いますが…

昨年の夏頃に流行ったデルタ株において、ワクチン接種よりもコロナウイルスに感染したほうが免疫力が高まっていた、という研究結果についての記事を読みました。トンデモ情報かと思いきや、米国の政府系研究機関による研究とのことです。また現在流行中のオ…

さらなる利上げ織り込みはドル高要因。ではいつドルに換金するのか?

3月の米国利上げはほぼ決定し、現在はその上げ幅が0.5%になる可能性を市場は織り込みにいっているようです。このようなFRBのタカ派転換を嫌気して市場が下落し、買い場がやってくることを期待していることは昨日記事にした通りです。今日ふと考えたのは金利…

止まらない市場のFRBタカ派姿勢織り込み

FRBのタカ派姿勢が強まるとの観測が強まっています。先週までは3月から、0.25%ずつ年4回の利上げが織り込まれていたように思いますが、昨晩の米国市場では3月に0.25%以上の利上げの可能性が織り込まれ始めたようです。0.25%よりも大きな利上げ幅は0.5%という…

ゼロコロナ政策は現実的なのか

地政学的リスクに関する分析で知られる企業が予想する今年のリスクの筆頭として中国のゼロコロナ対策の行方が挙げています。中国では厳格なコロナ対策を実施しており、感染者が現れると人数が少ないうちからロックダウン等の措置を取ることで知られています…

西側先進国は共同富裕を見習うべきなのか?

ヘッジファンド最大手のブリッジウォーター社の創業者であるレイ・ダリオ氏が中国政府が推進する「共同富裕」という取り組みを称賛したという記事を読みました。同氏曰く、共同富裕は格差是正と機会均等、そして幅広い人材の育成につながり、ひいては社会の…

12月末のバリュエーションチェック。大勢に変わりなし

株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。日本株は先月から対象に加えたものですが、同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データ…

米国人の勤労観。過半数がオフィス復帰なら退職を選択

米国の労働者がオミクロン株が流行している中、オフィス復帰を求められたら退職を考える人が過半数になることが記事になっていました。今月に入ってからの調査のようですので、オミクロン株による重症化の可能性が低いことがある程度は判明した後であること…

急激に円高が進む。ドルへの換金タイミングがやってきたのか?

オミクロン株が出始めた時に円高になり、その後米国の金利先高感を受けて急速に円安になっていたドル円相場ですが、ここ数日でまた急速に円高に転じています。数日前まで115円台だったのが、現在では113円台となっています。その原因は私にはよく分からない…

自分と意見が一致するストラテジストを発見する

資本市場では多くのストラテジストが自身の市場に対する見解を発信しています。その中には意見が合うもの、意見は合わないけど参考になるもの、参考にならないものがあります。今回自分と考えが一致しているストラテジストがいることを知りました。このスト…

ホントか?!コロナは風邪で防ぐことができる?

風邪に対する免疫細胞を持っている人はコロナウイルスにかかりにくいという仰天記事を読みました。「仰天記事」と書きましたが、信憑性のありそうな研究機関による研究結果のようです(研究機関や掲載された雑誌の医療界における位置づけなどは理解していませ…

物価上昇に日本の家計は耐えられるのか?

世界的な物価上昇の影響は日本にも及びつつありますが、既にその影響が顕著に現れている英国では物価上昇が家計に与える影響が懸念されています。英国では5%程度の物価上昇が記録されており、それに加えて増税や社会保険料の引き上げが予定されているそうで…

企業に期待される社会的責任の範囲とは?

豪州では売上高が1億豪ドル(約83億円)を越す企業に対し、商品供給における奴隷制のリスクをどう管理しているのかの報告義務が課されているそうです。奴隷制といってもピンと来ませんでしたが、具体例としてIT機器の製造や原料調達(スズや金)における労務管理…

資産運用の観点で考える持ち家論争

賃貸と持ち家のどちらが優位かという問題は個人の資産運用において重要な問題です。この記事ではこの持ち家論争を資産運用の観点から考えたいと思います。今、仮に5000万円の中古マンションを購入することを考えます。この5000万円で中古マンションを買った…

オミクロンの流行はコロナ収束に向けた朗報なのか?

オミクロン株の流行がコロナ収束のキッカケになるかもしれないという分析が出ているそうです。様々な調査によってオミクロン株に感染した人の死亡率や入院日数はこれまでに比べて低く、オミクロンは重症化率が低いことが判明しつつあります。ただし一方でオ…

CEOと言えども失業のリスクを感じている

米国のCEOが失業のリスクを感じているという記事を読みました。その記事の中で意外に思ったのが、企業経営者は常に解雇のリスクを意識しているという記述です。出世して経営者になっているということで、CEOは相応に優秀であると認められた人であるはずです…

調整の兆しを見せる株式市場

昨晩発表されたFOMCの議事要旨により、FOMC参加者が当初の市場参加者の想定よりタカ派色が強いことが判明しました。このことを受けて昨晩の米国市場に続き、アジア市場も株価は下落しています。私は元々株式市場はFRBのタカ派姿勢への転換に対して十分に反応…

過去最大規模を更新しそうな2022年度予算

2022年度の国家予算案がまとまり、再出の合計が107兆円と、10年連続で過去最大を更新したとのことです。国の経済規模は基本的に拡大するものですから、国家予算の規模が大きくなること自体は理解できますが、問題はそのペースです。ご存知の通り日本政府のGD…

アルゴリズムに駆逐されない仕事とは

大規模な取引を行う場合や株式のような取引市場が存在しない場合、証券取引の売りと買いはトレーダーによってマッチングされます。そしてこのトレーダーの役割は近年コンピューターに取って代わられつつあると言われます。多くの情報を消化して瞬時に最適な…

配当水準を維持するための考え方。12月末の資産チェック

12月末の資産チェックを行いました。11月末は新変異株や金融政策の転換を受けて市場が下落していたため、そこから反発する形で12月は良好な実績になりました。株式は3.0%の上昇、クレジット債は1.6%の上昇、ドルは1.7%の上昇となっています。クレジット債は…

2022年の予測記事を読む

新年ということで2022年を予測する記事を読みました。たくさんある予測のうち、面白いと思ったものを記録しておきます。まずコロナについてです。デルタ株やオミクロン株といった変異株が出現したわけですが、これらよりも強力な変異株が出現する可能性につ…