岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

ゼロコロナ政策を嫌気して下落する金融市場としての香港の魅力

厳しいコロナ対策は住民の生活の便利さを制限してしまうものです。中国は世界でも徹底したコロナ対策を行っている国として知られていますが、厳しい規制を嫌気して金融関係者が勤務地として香港を選ばなくなっているという記事を読みました。

記事によると香港では濃厚接触者の隔離・学校の休校・飛行機の乗り入れ禁止といった対策がとられているそうです。詳細を知らないのですが、こうした対策は日本よりも厳しいように思います。また実際に家族が隔離されることになった金融関係者が、年内に香港を離れようとしていることも紹介されています。

香港は税率の低さや教育、ナイトライフが魅力だったそうですが、そのうちの教育とナイトライフがコロナによって台無しになり、またコロナ対策によって普段の生活に制限が加わることになります。魅力が減ってしまった香港の代わりに人気になっているのがシンガポールとのことで、どちらか選べるのであれば香港よりもシンガポールを選ぶ気持ちも理解できます。

考えてみると当然ではありますが、コロナ対策が都市間の競争に影響を及ぼすのは明らかです。日本もシンガポールや香港とアジアの金融の中心としての地位を争っている(現状は勝負になっていない感がありますが…)わけですが、都市間競争という観点でコロナ対策がどのように見えるのかも大事になってくる可能性があると思いました。

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