岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

JPモルガンが上級管理職の毎日の出社を義務付ける

私がコロナ禍で急速に広がった在宅勤務という習慣がどのように薄れていくのかに注目しています。そして本日、コロナ前に戻るきっかけになりそうな記事を読みました。米金融大手のJPモルガンが上級管理職に対し、毎日の出社を義務付けたそうです。

そのことを伝える記事では、上級管理職は顧客と会い、(部下を)指導や助言し、急なミーティングに常に対応可能であるべきとしています。これらはオンラインでも対応できるような気もしますが、対面で行った方がより効果的というのは間違いないでしょう。JPモルガンは経営者であるダイモン氏が出社派として知られており、このため他社に先立ってこのような方針を打ち出したのもうなずけます。

この記事の中で面白かったのは、同社が現在、在宅勤務を認めている社員に週3日の出勤を求めているのに対し、実際のところ週3日の出勤をしていない社員がいるようで、そうした社員向けの対策(管理職が指導する)について記載されていることです。社内向けの文書にそう書いてあったそうですが、一定数の社員が必要とされる出勤日を満たしていないのでしょう。

私は在宅勤務は日本人の長所である勤勉さを阻害すると思っており、コロナ前に戻ることに賛成ですが、一方で働く人が在宅勤務を好む気持ちもとても良く分かります。経営陣と労働者のせめぎあいがどう決着するのか、今後も見守っていきます。

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