岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

米国の労働者の半数が仕事に対する熱意を失っているらしい

米国の労働者の半数以上が仕事に対する勤労意欲を失っているというアンケート結果が出てきました。最近「静かな退職者」という、会社に属しながらも仕事に対する熱意を失っている人を指す言葉が流行っていましたが、今回の調査では米国の労働者の半数以上が「静かな退職者」に該当するそうです。

「静かな退職者」が増えている背景にはコロナ禍で在宅勤務が増えたことがあるのだと思います。在宅勤務で日常業務がこなせるのであれば、通勤時間や狭い場所で働くストレスを避けたがるのは自然な選択です。

このアンケート結果を伝える記事では、勤労意欲を失った労働者の多くはその理由として、自身の仕事が評価されていないことを指摘しているそうです。家庭内には仕事と同様にするべきことが多くあり、家事と仕事のどちらを優先するのかは労働者に委ねられています。また家事は時間をかければかけるほど、確実に日々の生活が良くなります。積極的に追加的な仕事をしたにも関わらず、それが報われないのであれば、仕事よりも家事を優先する人が現れても不思議ではありません。

このような風潮の中、米国ウォール街の金融機関は労働者を職場に復帰させることに熱心なそうです。近い将来の景気後退が予想され、人員削減の可能性が高まる中、雇用主の力が戻りつつあることも、金融機関側の動きを後押ししているそうです。

米国では9月が新年度入りの月にあたるようで、今月から新たな職場復帰を促す例も多いそうです。コロナ禍から日常への復帰が労働市場がどのように起こるのか、こちらも要注目です。

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