岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7月末の資産チェック。為替の影響が大きかった1ヶ月

7月末の資産チェックを行いました。7月は株式(VT、ドル建て)が3.5%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.5%のプラスと、リスク性資産は上昇しました。一方で為替は2.2%円高に動いた結果、資産全体としては0.3%のプラスと、ほとんど動かない結果になり…

日銀がYCC政策の柔軟化へ。金融政策は無事に正常化できるのか?

本日の日銀金融政策決定会合で、日銀はイールドカーブコントロール(YCC)政策の柔軟化を決定しました。これまで長期金利の上昇は0.5%まで容認していたのを、1.0%まで容認することにしたとのことです。この発表を受けて金融市場は乱高下しましたが、金融政策の…

高級腕時計の市場が一般化しつつある模様

高級腕時計の中古品価格の下落を予想する記事を読みました。この記事で意外に思ったのが、記事内で大手金融機関のアナリストによる調査結果が紹介されていることです。大手金融機関のアナリストと腕時計市場の調査会社が共同でレポートを作成したようです。…

ツイッターが青い鳥のロゴとブランド名を変更する。マスク氏の再建計画は実現するのか?

ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏が同社の青い鳥のロゴとブランド名を変更することを決めたそうです。ロゴはともかくとして、ツイッターというブランド名は、その経済的価値が大きそうなだけに、もったいないような気がします。マスク氏は今回の決…

企業が身売りされる際、従業員の意向はどのくらい反映されるのか?

大手小売グループが傘下の百貨店事業を投資ファンドに売却することを検討していることを紹介する記事を読みました。記事の中で興味深かったのが、この百貨店部門の従業員組合がこの身売りに懸念を示していることです。この投資ファンドは家電量販店チェーン…

学習塾規制の影響でかえって増えた教育費。政府の民間に対する規制は最小限に留めるべき

中国政府が営利目的の学習塾を禁止して2年が経ちましたが、中流家庭が学習塾ではなく家庭教師を利用した結果、かえって教育費が増大しているという記事を読みました。学習塾の禁止はつめこみ教育から脱却や親の経済的負担を軽減させることを目的としていたよ…

現在出現している逆イールドはどうやって解消するのか?

米国の債券市場で出現している逆イールドについて、景気後退の予兆と捉えるには当たらないとする意見が記事になっていました。逆イールドが出現する背景として、投資家が近い将来の利下げを予想している(つまり景気後退を予想している)ことがありますが、こ…

制御できないインフレの可能性はなくなったものの、2%目標への着地は難しいのではないか

今週の市場は米国の消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、債券を含めた資産全般が上昇しました。追加投資の機会をうかがっていた私にとっては悔しい展開ですが、私は今後も株式やクレジット債が下落する可能性に期待しています。3%まで低下し…

米国のインフレ沈静化の兆しで資産価格上昇、ドルは下落。追加投資の機会をまたもや逃す…

昨日の米国市場では注目された消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、株式・債券ともに上昇しました。インフレが落ち着いたため、金融引き締め長期化の必要性が薄れたのでは、と解釈されたのがその要因です。金融引き締め長期化の可能性が低下…

月初からの円高の理由が見えてきた。ただドルへの換金はもう少し待ちたい…

今月に入ってから為替が円高に動き、外貨建て資産が大半を占める私の資産は減少しています。記事を読んでも円高になる理由がいまいち分かりませんでしたが、どうやら物価上昇が期待されたほどではなく、最近高まってきた金融引き締め期待が後退することを期…

偽物の腕時計の多くは分解しないと真贋が分からないらしい

偽物の腕時計に関する記事を読みました。出回っている偽物の半数はロレックス社を模造したもので、ロレックスは腕時計にあまり関心のない私でも知っている有名ブランドなので、偽物が出回ることは理解できます。意外だったのはそれらの偽物のうち、偽物であ…

米国がウクライナへクラスター爆弾提供へ。一筋縄では終わらなそうなウクライナ侵攻

米国がウクライナからの要請を受ける形でクラスター爆弾を提供するそうです。クラスター爆弾は不発弾の残留によって民間人の被害が出る可能性が懸念されており、その使用が世界的に問題視されているだけに、米国としてもその決断は容易ではなかったとしてい…

クレジット債の価格反発は思ったほどではなかった。来週、追加投資の機会が出現するかもしれない

昨晩の米国雇用統計は雇用者数は予想を下回ったものの、物価に大きな影響を与えるとされる賃金が上昇したことから、株価は低下しました。私が注目していたクレジット債は、ここ数日の下落がきつかったことを受け、わずかに上昇しています。雇用統計に関する…

事前予想を上回る経済統計で引き締め継続の可能性が高まる。クレジット債が安くなってきた…

昨晩の米国市場は雇用関係の統計が事前予想を上回り、金融引き締めが継続されるという観測が強まりました。この結果、米国の金利は短期を中心に上昇しています。私は追加投資先として株式とクレジット債を検討してきましたが、株式は上昇が著しく、なかなか…

何事も政治問題化すると解決は厄介に。米国でESGが禁句になりつつある?

流行ったばかりのように思えるESGという言葉が、米国で早くも禁句になりつつあるようです。ESGは環境(Environment)・社会(Society)・ガバナンス(Governance)を意識した運用手法ですが、例えば環境を重視して化石燃料の使用に反対する姿勢が石油産業や石油産…

習主席を独裁者と呼んだバイデン大統領に中国反発。この反発は理解できます

バイデン大統領が習主席と独裁者と呼んだことに対し、中国側が反発しています。国のトップを独裁者と呼ばれて黙っているわけにもいかないでしょうし、中国側が反発するのも理解できます。政治資金集めのイベントでの発言とのことですから、いわば身内に囲ま…

最近散見されるようになった日本の将来に対して極端に悲観的な意見

長期的な通貨価値の維持には利上げが必要であり、為替介入は役に立たないとする欧州の銀行の意見が記事になっていました。この意見は日本だけを取り上げたものではなく、スイス・スウェーデンの金融政策も批判しています。以前本ブログで記事にしたように、…

6月末の資産チェック。3ヶ月連続で円安になっていた

6月末の資産チェックを行いました。6月は株式(VT、ドル建て)が2.2%のプラス、クレジット債(JNK、ドル建て)が0.7%のプラスと、リスク性資産はいずれも上昇しました。リスク性資産以上に動いたのが為替で、3.2%の円安に動き、資産全体で4.8%のプラスになりま…

通貨が1割安くなると見捨てるロシア国民。日本国民の社会や体制に対する信認は厚い

ロシアルーブルの価値が年初来で1割強下落しており、このためロシア国民がルーブルを見限って資産を海外に逃避させているという記事見出しを目にしました。有料記事なので内容は読めていませんが、ルーブルの価値下落を嫌ってロシア国民が資産を海外に移して…