昨日の米国市場では注目された消費者物価指数の伸びが3%にとどまったことを好感し、株式・債券ともに上昇しました。インフレが落ち着いたため、金融引き締め長期化の必要性が薄れたのでは、と解釈されたのがその要因です。金融引き締め長期化の可能性が低下したことからドルは下落しています。
株式またはクレジット債へ追加投資しようと考えていた私にとっては、またもや追加投資の機会を逸してしまった形になります。ドルの価値が下落していることから、手元の円をドルに替える好機かもしれませんが、私はイールドカーブ・コントロールの修正による円高を期待しているため、ドルへの換金はもう少し待つことにしています。
引き続き追加投資先を探していくわけですが、昨日中国株が割安になっているという記事を読みました。大手運用機関が中国株に対し、最悪の事態を織り込んでおり、下げ過ぎと判断しているそうです。中国をめぐっては、景気減速や過剰債務など、最近悪い話しか聞きませんが、それらは株価にだいぶ織り込まれてきたのかもしれません。
私は単一国の株式への投資は原則として行わないため(例外がロシア株への投資でした…)、中国株への投資は新興国株への投資の一環として行うのですが、新興国株は全世界株に対して10%近く出遅れています。全世界株が割高で買えないとすると、クレジット債と新興国株が消去法的な追加投資先候補になるのでしょうか…