岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

日銀がYCC政策の柔軟化へ。金融政策は無事に正常化できるのか?

本日の日銀金融政策決定会合で、日銀はイールドカーブコントロール(YCC)政策の柔軟化を決定しました。これまで長期金利の上昇は0.5%まで容認していたのを、1.0%まで容認することにしたとのことです。

この発表を受けて金融市場は乱高下しましたが、金融政策の正常化への動きではないとする植田総裁の会見を受け、市場は落ち着きを取り戻しているように思います。この動きが欧米市場で継続されるのか、注目したいと思います。

正常化への動きではないとする植田総裁の発言は、一方ではそのままの形で市場で受け止められていないようです。私も含め、金融政策の正常化に向けた地固めと解釈する人が、今のところ多いように思います。

緩和的な金融政策を批判してきた人は、金融政策の正常化による副作用が強烈なものになることを懸念してきました。この懸念が的中して副作用が強烈なものなるのか、それとも地固めが成功して正常化に成功するのか。少し大げさに言うと日本の将来を左右する取り組みが、本日始まったのかもしれません。

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