岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

配当水準を維持するための考え方。12月末の資産チェック

12月末の資産チェックを行いました。11月末は新変異株や金融政策の転換を受けて市場が下落していたため、そこから反発する形で12月は良好な実績になりました。
株式は3.0%の上昇、クレジット債は1.6%の上昇、ドルは1.7%の上昇となっています。クレジット債は株式ほどの上昇にはなっておりませんが「株式よりも安定した、ただそれなりにリターンが見込める資産」という期待には応えていると思っています。

毎月の資産チェックでは米国ETFの配当を記録しています。資産運用の結果は配当と評価損益の合計で捉えるべきであることは認識していますが、配当という形で目に見える定期的な収益があること安心感につながる(人間なので合理的でない面はどうしてもあります…)からです。

株式ETFの配当が3ヶ月に1回の頻度(3,6,9,12月)で発生することと、12月は配当水準の調整を行うようで毎年多めの配当が出る傾向があることが重なり、12月の配当額は多額になる傾向があるのですが、12月の配当額は過去最高を記録しました。株価上昇に連動して配当が増えているのがその原因で、クレジット債の配当が逓減するのを埋め合わせてくれています。

クレジット債の配当が逓減する理由は、投資対象の中にデフォルトする銘柄が含まれること、また金利やスプレッドの低下によって新発債の金利が低下していることだと理解しています。金利水準は今後上昇するかもしれませんが、デフォルトの発生は今後も継続するはずで、このためクレジット債の配当は逓減するものだと考えています。

配当水準を維持するため、クレジット債の配当が減少した分は株式からの配当(株価は長期的に上昇するはずで、その分配当は増えるものと考えています)で埋め合わせることを考えているのですが、12月の配当の出方はこの期待に応えてくれました。株式ETFの配当は株価によって上下するはずで、水物であることは理解しています。今後もどのような推移を示すのか、観察していきたいと考えています。

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