3月の米国利上げはほぼ決定し、現在はその上げ幅が0.5%になる可能性を市場は織り込みにいっているようです。このようなFRBのタカ派転換を嫌気して市場が下落し、買い場がやってくることを期待していることは昨日記事にした通りです。
今日ふと考えたのは金利高はドル高要因になるということ。1ドル=112.5円くらいからドルへの換金を進めていこうと思っている旨を先日記事にしましたが、この水準まで円高が進むのは相当先のことかもしれません。今後円高に転じる事態を無理やりにでも想定した場合と、3月の0.5%利上げ観測が低下したり、景気減速懸念が高まったりする場合でしょうか。
現在の株安は金融引き締めを嫌気したものと言われていますので、1ドル=112.5円という目標値にこだわりすぎると、今回の株安すなわち買い場に向けたドルへの換金タイミングを逸することになるのかもしれません。
為替の変動幅を株式の変動幅を比較すると、(少なくとも現在の環境では)株式の変動幅の方が大きいことは認識しており、株式の下落タイミングを捉えた方が得策です。そのように考えると、1ドル=112.5円という当面の目標値に到達する前に今回の株式の買い場に備えて、早めにドルに換金した方が良いかもしれないと思い始めています。