岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

大御所による悲観的な予想が目立つ株式市場

すでに高値から10%超の下落を記録している株式市場ですが、さらなる下落を予想する意見が、主に一線を退いた大御所的な投資家から表明されています。そうした大御所の意見は極端であることが多く(本記事作成のために読んでいる記事では50%近くの下落を予想しています!)、市場が下落する局面で目にすると不安になるところがあります。

私自身は、米国の金融政策転換は株式市場にとって逆風であることは間違いないものの、その下落幅は15%くらいではないかと思っています。米国企業の業績は引き続き好調であることが見込まれており、この点は問題なし。ただし低金利と投資家の買い意欲に支えられて上昇したPERは、これらの押し上げ要因がなくなるので下落するでしょう。米国株のPER(毎月確認しているバリュエーションチェックとは別のサイトを確認しました)が最高値を記録した時点で21前後でしたから、これが長期平均の16台に下がるのであれば、20%くらいの下落が発生することになります。

企業業績が予想通りに推移して市場を下支えするのであれば、上がったとはいえそれでもまだ歴史的な低金利も手伝い、PERはそこまで下落しないでしょう。このためせいぜい15%くらいの下落が現実的だと思っていますが、投資家心理が冷え込んだ場合や金融引き締めが景気後退を引き起こした場合はさらなる下落も考えられます。

このように考えると今後の追加投資は15%下落したところで、現在保有する現金の半分くらいを投資しようと思います。現金の残りの半分は、さらなる下落が発生した時に備え、待機させておくことになります。

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