岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

クレジット債に対する弱気記事を読む

昨日の米国株式市場は引き続き上昇し、私にとっての追加投資の可能性がさらに低くなりました。短期的な株価上昇を予想する識者は増えています。追加投資できないのは残念ではあるものの、既にそれなりの金額を株式に投資しているため、今後の株式の上昇を楽しみにしようと気持ちを切り替えています。

そして株式への追加投資が難しいため、その手元資金はクレジット債に投資しようと考えています。クレジット債の利回りは上昇し続け、ハイイールド債で9%台の利回りに達しています。仮に利回りが10%まで上がれば、景気後退によるデフォルト率の上昇を考慮しても、魅力的な投資機会だと思っています。

セントルイス連銀のデータベースより

 

そのように考える中、クレジット債に対する2つの弱気記事を読みました。1つめの記事は現在の市場は今後の利回り上昇の可能性を正しく反映していないというものです。その記事によると年末にかけて利回りは上昇する可能性があるとのことでした。2つめの記事は企業業績の見通し悪化により、クレジット債の下落を見込むものです。後者はデフォルト率が上昇する可能性を示唆するもので、少し気になりますが、ともあれ今後利回りは上昇する可能性があるということです。

クレジット債の利回りは、無リスクの国債金利とそれに上乗せされる金利の2つに分解されるようです。国債金利への上昇圧力はさすがに一服感がありますが、政策金利は少なくとも来年まで上昇する見込みであり、上昇を見込むのが素直な見方であるように思います。そして今回読んだ2つの記事にあるように上乗せ金利も上昇するのだとすると、クレジット債の利回りが10%台に達するのはそう遠くない将来のように思っています。株式でできなかった追加投資をクレジット債で実現すべく、今後もその動向を確認していきます。

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