岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

債券に強気、ただクレジット債に弱気な記事を読む

先月クレジット債に追加投資した私は、株価が下落しないため、引き続きクレジット債への追加投資を計画しています。引き続き検討している理由として、クレジット債が株式ほど値を戻していないことが挙げられますが、値が戻らない理由を説明している記事を読みました。

まず今後は債券に高いリターンが見込めるとした記事を2つ読みました。1つめは債券運用大手の運用機関の意見で、債券に投資することで株式並みのリターン(短期債券の利回りが6-8%になっているとのこと)が見込めるというものです。この短期債券がどのようなものか分かりませんが、政策金利が上昇している中、そのような期待は楽観的すぎるとは言えないように思います。

2つめの記事は2020年代を通して米国の10年国債は4%強で推移するのでは、という著名経済学者の意見です。インフレの高止まり(政府債務増、国防費増、ポピュリスト政治をその理由としています)と実質金利の上昇(こちらは理由が明示されていませんでした)がその要因とのことです。私はクレジット債投資から得られる利息が、金利低下により減少する可能性を心配しているのですが、その心配は不要なのかもしれません。

一方でそのクレジット債に弱気な記事を2つ読みました。1つめは景気後退の影響をより強く受けるとして、投資不適格なクレジット債を警戒する意見です。たしかに深刻な景気後退がやってきた場合、クレジット債の価格は下落するでしょう。また2つめの記事では、実際に社債(投資不適格なクレジット債ではなく、投資適格な優良企業の社債です)を空売りしている運用者の意見も紹介されていました。この運用者は銀行危機は混乱の始まりにすぎず、本格的な危機はこれからやってくるとのことです。

本日の記事で紹介したような弱気意見が、クレジット債の価格の戻りを抑えているのだと思います。追加投資はこれらの弱気意見が実現した時に実行できるはず、そう考えてクレジット債の価格下落を待つつもりです。

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