岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

買い場を逃した気がする人に優しい専門家の見通し

私は10月の株価下落時に株式への追加投資ができず(記事にした通り、本当にあと少しのところで買い場を逃しました…)、手元にいつもより少し多めのドルを保有して追加投資の機会をうかがっています。絶好の投資機会を逃したことを悔やむ気持ちが少なからずあるのですが、そんな私を慰める記事が出ていました。

1つ目はオークツリーという運用会社の創業者であるハワード・マークス氏の発言で、同氏によれば今後5-10年程度は金利が5%近辺にとどまるため、予想される景気後退に加え、高金利に苦しむ企業が増えてくるのではないかとする見通しです。オークツリーという運用会社は破綻しかけた会社の債権に投資する会社のようで、この見通しはポジショントークのような気がするものの、ともあれクレジット債に安く投資する機会がやって来るかもしれません。
(この予想が実現する場合、すでに投資しているクレジット債の価格が下落することがむしろ心配な気もしています…)

2つ目は機関投資家の来年の見通しを伝える記事です。複数の投資家に取材したようなのですが、その中で来年の市場の混乱を予想し、現金を保有する事例が紹介されていました。こうした記事では珍しい意見が紹介されるもの(「好景気を見込んで株式に強気」という意見は当たり前すぎて面白くありません)なのでしょうが、その他の投資家の意見として鉱物資源や中国株が紹介されており、来年の市場が一筋縄に行かない可能性を期待させます。

投資の専門家が今後の市場混乱を見込んでいることは、買い場を逃した気がしている私にとって慰めになります。現在投資している株式やクレジット債に対して長期的に強気であるがゆえですが、一時的な下落は大歓迎という姿勢で今後の市場を眺めていきます。

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