岸辺の日記

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ドル保有者に不吉な予想。米ドル高は10-12月がピーク?

私は手元の円をドルに換金し、最終的にそのドルを株式かクレジット債に投資しようとしています。直近の株価上昇により株式への追加投資の機会は逸してしまったように思っており、そうなると目下の投資先候補はクレジット債。そしてクレジット債への投資判断には金利水準がとても重要です。

足元のハイイールド債の利回りは8%台に上昇していますが、これは米国債金利が上昇していることが追い風になっています。このためハイイールド債への投資にあたっては米国の金利水準について考える必要があります。そんな私に不吉な予想が記事になっていました。

その記事は2023年は物価上昇が緩和し、金利が低下すると見られることから、現金(米ドル)を保有することをやめることを勧めるものでした。なるほど今月発表された消費者物価指数、生産差物価指数のいずれも物価上昇圧力の低下を暗示させるもので、FRB政策金利の引き上げペースを弱める可能性が高まってきました。こうした情勢の変化は米国金利に対し、少なくとも上昇圧力にはならないでしょう。そして金利高を背景に上昇してきた米ドルにとって、これはドル安に働くはずです。

このように理屈は分かりつつ、現在見込まれている政策金利のピーク(5%程度)に対し、金利は4%前後(10年金利)とやや低くなっていることは、私のように金利上昇を待ち望む人にとっては好材料です。とはいえ5%程度の政策金利がいつまでも維持されるはずはなく、10年という期間であれば4%程度の金利水準は妥当と考えることもできることには注意する必要があります。

このように考えるといつものことながら今後の金利水準を予想することは難しいわけですが、先日記事にしたように金利上昇をいつまでも待つのではなく、遅くても来年1-2月までに追加投資をしておきたいと考えています。

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