岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

気づけば再び上昇していたロシア株。侵攻が終結し、早く資金が返ってきて欲しい…

ウクライナがロシアの侵攻によって失った国土を回復するため、反転攻勢に出ることが取り沙汰されています。そんな中ふと思いついて、ロシア株の現在を確認しました。

ウクライナ侵攻の2022年2月24日を起点にすると、ロシア株は71%上昇しています。確認したのはドル建てのロシア株指数ですが、ドル建ての株価は42%、円安の効果で21%上昇していることになります。ルーブル建てで見てもロシア株は32%上昇していますので、ロシア国民にとって株式は資産の逃避先として良い選択だったことを意味するのだと思います。

一方でこの株価は西側を中心とした外国人投資家による売買-その多くが売却することが見込まれる-が行われない中での価格であり、絵に描いた餅の価格です。外国人投資家による売買が再開された場合、株価は急落するのでしょう。

「売買が再開された場合」とサラリと記載しましたが、外国人投資家の売買が再開されるにはロシアの侵攻がウクライナ優位な形で終了することが、その前提条件になると考えています。ロシアに有利な形で侵攻が終了した場合、西側による経済制裁は継続すると思われるためです。

私はウクライナ侵攻時にロシア株に投資し、その資金は現在凍結状態になっています。そしてこの資金が返還されるには、ロシアに西側寄りの政権が樹立し、西側が経済制裁を解くことが必要になると思っています。それが実現するのはいつのことか、実現した時に私が投資したロシア株ETFの運用会社は資金の返還手続きを行うのか、私のロシア株投資には様々な不透明要因が取り巻いています。

絵に描いた餅とはいえ、ロシアの株価が堅調なのは私にとって悪い話ではありません。またウクライナの反転攻勢は資金返還に追い風になると考えています。引き続きウクライナ情勢に注目していきます。

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