私は追加投資のきっかけとして、高い政策金利を維持することによる景気冷え込み効果を忌避した株式やクレジット債の下落を期待しています。
そんな私を失望させる記事を読みました。現在4.2%くらいの米国10年国債利回りが4.5%に上昇したとしても、多くの投資家は10%未満の株価下落を見込んでいるとのことです。株式市場において10%程度の下落は頻繁に起こりますから、金利上昇は市場を動かす大きな材料と見込まれていないようです。
株価が下落しないのだとすると、追加投資先は消去法的にクレジット債になります。クレジット債は高リスクとはいえ債券の一種ですから、金利が上昇するとある程度は価格が下落してくれると期待するしかありません。
このように追加投資の機会が遠のくことに焦る一方、金利上昇のマイナスの影響が現れるのはこれからとする見方もあるようです。この考えを支持するのであれば、追加投資はもう少し待っても良いのかもしれず、仮に焦って追加投資するとしても、その金額は手元現金の半分にとどめたいと考えています。