岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

世界最大市場からの撤退を決めた日本の自動車メーカー

日本の自動車メーカーが自動車の世界最大市場、中国からの撤退を決めたというニュースを見ました。世界最大の市場から撤退することは容易な決断ではなかったと思いますが、電気自動車の販売が好調な中国市場で、このメーカーは苦戦していたそうです。

私が見たニュースではこの自動車メーカーだけでなく、他の日本メーカーも中国市場で苦戦しているとのことでした。ニュースで紹介されていた中国での電気自動車のシェアは25%とのこと。ガソリン車に強みを持つ日本メーカーは、ガソリン車へのこだわりがアダになってしまったようです。

日本メーカーがガソリン車(ハイブリッド車)にこだわりを持つのは、私には当然のことのように思います。電動だから環境に優しいとは限らず(電気をどのように作っているのかが問題でしょう)、またハイブリッド車のエネルギー効率は相当高かったと聞きます。

そうした技術的な正しさにも関わらず、市場は電気自動車を選択してしまいました。中国が電気自動車を選択した背景には政府による推進もあるようですが、環境問題に熱心な欧州でも電気自動車は普及しています。以前以下リンクのような記事を書いていた私が言えることではありませんが、正しさにこだわらずに君子豹変することも、ビジネスの世界では必要なのかもしれません。

reedonshore.hatenablog.com