岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

9月末のバリュエーションチェック。新興国株が割安に(データ間違いの可能性ありますが…)

9月末の株式市場のバリュエーションチェックを行いました。今回もETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。なお日本株は同じ会社の英国法人が運営するETFのホームページ記載のデータであり、データの基準が異なる可能性があります。

世界全体(VT) 15.6 2.4 16.2
米国(VTI) 20.7 3.5 22.3
欧州(VGK) 12 1.8 12.5
新興国(VWO) 8.4 1.9 15.1
日本(VJPN) 14.3 1.3 10.1

今月のチェックで気づいたことは新興国株がかなり割安になっていることです、新興国株はその約1/3を占める中国株に対する弱気見通しから下落しています。今回の8.4倍というバリュエーションはさすがに割安過ぎてデータ間違いの可能性が高いと考えています(昨年も一時的に9.8倍という極端な値を記録しました)が、割安になっていることはおそらく事実なのでしょう。

現在私には手元のドルがほとんどなく、新興国株に投資するのであれば円で投資可能な国内の投資信託になる予定です。今後株価が下落して追加投資の機会がやってくるするとすれば、中東の地政学的リスクの高まりや米国の金融引き締めでしょうか。また「新興国株≒中国株」と捉えるのであれば、中国をめぐる地政学的リスクについても、考えておく必要があります。そんなことを考えながら、今後の市場を眺めていきます。

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