岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

8月末時点の株式バリュエーションのチェック。やはり買えるものはない

毎月行っている株式市場のバリュエーションチェックを行いました。いつも通りETFのホームページを参照し、PER(倍)、PBR(倍)、ROE(%)の順で提示しています。

世界全体(VT) 16.7 2.7 15.3
米国(VTI) 24.6 4.2 17.8
先進国(除く米国)(VEA) 14.6 1.8 11.7
新興国(VWO) 7 2.1 15.5

先月異常値と思った新興国株式のPERは4.8から7へ、少し戻しました。それでも超が付くほどのバーゲン価格であり、一株当たり利益の計算方法がその原因なのでしょう。

米国、米国外の先進国、新興国の市場を比較して思うことは、やはり米国の株式市場が突出して高いこと。低金利によって正当化されるとはいえ、さすがにこの価格で能天気に買う気にはなりません。また低金利という現バリュエーションの前提も、インフレ懸念によっては今後どうなるか分かりません(今のところインフレは一時的という意見が大勢ですが)。

私は株式の他にクレジット債にも投資しているのですが、クレジット債は米国株式以上に低金利の影響を受けているので、本当に投資先が見つからない状況です。
そのように考えると、やはり当面の投資先候補は新興国株。もしくは大幅下落が起こったら米国株式を含んだ全世界株式にも投資できるのでしょうか。ここのところ株式市場は下落していますし、引き続き市場のチェックは欠かさないようにしたいと思います。

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