岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

パウエル議長は再任されるのか?ブレイナード氏が後継候補に急浮上

パウエル議長の任期は来年2月に終了します。これまでのところパウエル議長が再任されることがメインシナリオでしたが、ここへきてブレイナード理事が候補として急浮上しています。ブレイナード氏は理事の中でもハト派と目されており、万一ブレイナード氏が後任となった時に金融政策がハト派寄りになることは確実として、どの程度ハト派寄りになるのかを分析する記事を読みました。

まず前提としてブレイナード氏は現在もFOMCの参加者であり、現行金融政策からの連続性は保たれるであろうことは、はじめに認識しておくべきだと思います。そのうえでですが、後任がブレイナード氏になった時に金融業界に対する規制が強まることが予想されているそうです。規制に対する姿勢だけであれば、経済全体に悪影響を与えるような規制を導入するとは思えず(仮に導入してしまっても修正/撤回すれば良い)、この点は問題ないように思います。
ただしテーパリングの終了や利上げの開始タイミングについては議長のさじ加減による部分は大きいと思われ、万が一のハト派転換が意識されているのかもしれません。今週になって為替がドル安となっているのはそうした背景があるのかもしれません。

市場が織り込んでいないニュースが出てきたということで、リスク性資産の下落が予想されるのかと期待しましたが、ハト派転換の方向性であれば、そうしたことは起こりにくそうです。引き続き買い場を模索する展開が続きそうです。

reedonshore.hatenablog.com