岸辺の日記

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もし次期FRB議長がブレイナード氏になったら

先日も記事にした通りFRBの次期議長としてブレイナード氏が候補にあがるようになりました。現任のパウエル議長が引き続き大本命ですが、ブレイナード氏の可能性も高まっているそうです。そうした情勢を受けてブレイナード氏が次期FRB議長に使命された時に金融市場でどのような動きが見込まれるのか、推測する記事を読みました。

その記事によるとブレイナード氏の使命を受けた市場の反応は短期金利の低下とドル安が見込まれるものの、そうした動きは短期的な動きが予想されているそうです。ブレイナード氏も現役のFOMC参加者であることから金融政策の急激な方向転換は見込まれず、その後の政策運営は経済統計次第となるため、人事に関連した動きはその後の経済統計を受けた市場の反応にかき消されたしまうということです。このサプライズ人事の影響は短期で収束する(というよりその後の経済統計の結果にかき消される)というのは、その通りであるように思います。

さて、まず短期金利の反応ですが、0.1%程度の低下が起こるかもしれないとのことです。ブライナード氏はパウエル議長に比べてハト派と見なされており、将来的な正常化がさらに遅れることを市場が織り込むのでしょう。0.1%という変動幅は短期金利が数日間で動く幅としてはかなり大きいものの、この動きを個人の資産運用に活かせるとは思えません。

次に為替市場への影響ですが、ブレイナード氏がハト派よりと見なされることから、ドル安が見込まれるとのことです。どのくらいのドル安なのかは記事になっていませんでしたが、長期的な円安を予想している私としてはドルへ換金する好機になるかもしれません。

いずれにしても現時点での大本命は現任のパウエル議長で、上記はあくまでサブシナリオです。とはいえサプライズ人事の余波は短期間で収まることが予想されるため、ブレイナード氏指名によってドル安が起こった際は迷わずにドルへの換金をしたいと思っています。

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