岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

REITとバンクローンの米国ETF。REITで検討対象となりうるETFを発見したが…

先日、インフレに備えた投資対象としてREITレバレッジドローン(バンクローン)に注目しているという記事を書きました。本日はその記事の続報として、具体的に検討可能な投資商品があるのか、調べてみました。

調べてみたのは米国のETF、手元にある米ドルを使って投資しようというわけです。日本の個人投資家が米国ETFに投資しようとする場合、国内の証券会社(私の場合はネット証券)が取り扱っているETFに対象が限定されますので、証券会社のスクリーニングツールを使って確認しています。

まずREITではステート・ストリート社による米国REITを投資対象としたETF、RWRを見つけました。経費率が年率0.25%と最安値(0.1%台の経費率が珍しくない模様)ではないですが、許容できる水準です。ただしこのETF配当利回りが3%前後と、これなら債券ETFに投資した方が良いと思える水準です。値上がりによって米国ETFへの投資妙味は下がってしまったのでしょう。
また日本のREITに個別銘柄もしくはETFに投資した方が高配当かつ配当にかかる税金が少なくてすみます(米国REITの場合、配当が米国と日本の両国で税金が差し引かれる)ので、その観点でもあまり魅力を感じません。

次に確認したのがバンクローン。いくつか見つかったものの、経費率が一番低いのがSRLNの0.7%で、これはさすがに高くて検討対象になりません。もう少し経費率が低くなると検討対象になると思うのですが…

というわけで現時点では魅力的と感じる投資対象は見つからず、ただREITについては配当利回りが上昇した後に検討対象となりうるものが見つかりました。ただREITの利回りが上昇する時期は、株式を含んだリスク性資産の価格が低下する時期でしょうから、その時にREITが最も優位と思える投資対象になるかどうかは疑問です。REITやバンクローンで良い投資対象をご存じの方、ぜひお教えください。

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