岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

インフレに対応した投資対象とは?

現在金融市場で最も懸念されている事はインフレでしょう。この度インフレリスクに対応した投資対象に関する記事を読みました。

まず投資家向けのアンケート調査の結果から、記事は始まります。現在インフレ対応として人気がある資産は、エネルギー株、現金(インフレで資産価格が下がった後に買いを入れるため?)、銀行株(長短金利差の拡大は銀行の利益になる)、コモディティ日本株(海外から循環株と見なされている模様)、米国株(資源国/高成長国として)となっています。海外の投資家を対象としたアンケートであり、理解に苦しむ回答(現金や日本株が選好される)も散見されますが、概ね理解できます。

ただ不人気資産の中に新興国株が含まれている点はいまいち理解できません。米金利高によって新興国から米国へ資金還流が予想されるからでしょうか?新興国株は先進国株に比べて、金融株や資源・素材株の比率が多いので、その点は追い風だと思うのですが、国際的な資金の流れの影響は大きいようです。

ついで記事は個別の注目資産について、チャートと一言コメントが続いています。循環株(金融やエネルギーを指しています)、レバレッジドローン(変動金利型の企業向け融資、金利上昇時のヘッジになる)、不動産(チャートではREITが紹介)、金、インフレ連動債が紹介されています。
これらの中でレバレッジドローンは変動金利型の資産がクレジット資産の中に入っていても良い気がしています。現在投資対象となっていないのは運用コストが高いためで、運用コストが低いETFへ投資可能になったら、投資するかもしれません。不動産は、現物は管理の手間を考えると現実的ではないものの、REITであれば投資可能であるように思います。その他の資産は今のところ投資対象となりにくいように思っています。

レバレッジドローンやREITETFについてはもう少し調べ、明日以降の記事でご紹介するつもりです。

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