景気回復ペースの鈍化(ピークアウト)や中国政府による規制強化によって不透明感が強まっていた株式市場に、中国恒大のデフォルト懸念が重なり、株式市場は久々に調整しています。
本日の記事を読むと、押し目買いの好機だとするもの、良くて10%悪くて20%の下落が発生するのではないかとするもの、様々な意見が出ています。
私自身は①経済は減速したとはいえ再拡大の途上にある、②米国のインフレ懸念もそこまで心配しなくて良さそう(価格が上がると購買意欲が低下する統計が出ています)である、ことから株式市場に対して長期的に強気で良いと考えています(ま、長期的であれば常に強気なのですが…)。ただしコロナショック以降、株式市場は一方通行で上昇してきただけにこの辺りで大きめの調整があっても良い気がしています。
したがって下がったところでは買いに行きたいわけですが、何%くらい下がれば買えるのかは、いつものことながら分かりません。このため今日読んだ「良くて10%悪くて20%の下落」という記事はとても参考になりました。
現在、検討候補としているVT(新興国を含む全世界株式を投資対象とするETF)やVWO(新興国株式を投資対象とするETF)に最高値からの下落幅として当てはめると、VTは97.2(10%下落)から86.4(20%下落)、VWOは51.3(10%下落)から45.6(20%下落)がある程度の基準になると思っています。VWOはすでに買える水準まで下がっていることになりますが、中国企業に対する規制が及ぼす影響を考えると、この程度の下落で飛びつくのは得策でない気がします。
久々にやってきた(のかもしれない)買い場です。コロナショックの時に早く飛びつきすぎたという反省もありますので、今回はじっくり見定めていきたいです。