岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

風が吹けば桶屋が儲かる?資源価格の高騰が食糧不足に結びつく?

肥料メーカーが農業用肥料の価格上昇を見込んでいるそうです。記事を読んだ時に「人間の食料消費量が急に増えたわけでもないのに、なぜそうなるの?」と思って記事をよく読むと、天然ガス価格の上昇によって肥料生産施設が休止に追い込まれることがあるようで、そのため肥料の生産量が減っているそうです。

なるほど肥料の生産は化学の世界と聞いています。調べてみると肥料の原料はアンモニアで、アンモニアは窒素と水素から成り、水素の生成に天然ガスが必要なのだそうです。

記事では肥料価格の上昇によって肥料の買い控えや、肥料が少なくても大丈夫な農作物への転作が進み、食料品価格の上昇が進む可能性があると結んでいます。まさに「風が吹けば…」の世界ですが、なんらかのリスクシナリオ(ここではインフレ)が懸念される局面ではそのリスク懸念をかきたてる記事が出てきて、その記事がそれなりの信ぴょう性を持つことが多い。つまりそうはならない可能性も十分にあることも意識し、こうした記事は読むべきだと思いました。

それにしてもこうした記事が出てくるくらい、インフレ懸念は深刻であることは確かなのでしょうね。

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