岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

「新興国株は買い場」について考え直す

昨晩のアメリカ市場は急反発し、新たな変異株に対するパニック的な売りは収束したように思います。変異株に対するリスクを冷静に織り込んだ上で株価が形成されているということです。

その一方で新興国株はほとんど回復しておりません。これは新変異株の影響が新興国においてより顕著であると株式市場が見なしているのだと思います。
その真偽については現時点で分かりませんが、たしかに新変異株が世界中に猛威をふるえば経済再開を見越して高まっていたエネルギーに対する需要が低下する(新興国はエネルギー業界に負うところが大きい)でしょう。また新変異株が見つかる前から、米国の金融引き締めによる新興国から米国への資金還流が新興国株にとって逆風になると言われており、そうした影響も大きいと思います。
(米国金融引き締めの前は中国政府による中国企業の規制強化が逆風になっていました。最近の新興国株は逆風ばかりですね…)

私自身の新興国株に対する考え方は変わらず、消去法的に新興国株を選好しています。そして昨日は先週金曜よりも価格が下がれば躊躇なく追加投資するつもりでした。
ただ、昨日の市場の動きを見て上記のように考え、新興国株の買いはもう少し腰を据えて検討した方が良いように思い直しました。具体的にはもう少し安いところで新興国ETFを買えるように思っています。

おりしもモデルナ社ワクチンの新変異株への効力が低いとの報を受けて、米国株先物は下落しています。ひょっとして今晩早速に追加投資が可能になるのか、楽しみにしています。

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