岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

下げ渋るようになったように見える新興国株

昨晩の米国株市場は大幅下落。アマゾン社の決算が材料視されたとされていますが、メタ社(旧フェイスブック社)の決算を材料に急反発した反動との解釈もされています。金融政策の引き締めが鮮明化する中で株式市場は下落基調で推移していました。金融引き締めによって株価が下落することは教科書通りの展開であり、企業業績が堅調であるにも関わらず下落することは理解できます。

このような環境の下、これまで先進国株以上に下落していた新興国株が、最近は下げ渋っているように思えます。昨晩の下落局面でも新興国ETFの価格はほぼ動かず(若干の上昇)となっています。新興国株は中国の政治リスクや米国の金融引き締めによる資金還流が懸念されて下落してきたわけですが、これらの懸念材料を市場は織り込んだようです。

私は最近では新興国株を中心に追加投資を行っていたのですが、新興国株が下げ渋るようになったのであれば、今後の追加投資先は米国を中心とした全世界株に切り替えても良いかと考えています。金融引き締めによる景気減速を織り込んでか、全世界株もずいぶん安くなってきたように思えるからです。

幸いなことに私が利用している証券会社は全世界株の米国ETFの取引手数料を無料としており、全世界株は細かい金額で少しずつ追加投資することが可能な環境です。今後は全世界株と新興国株の魅力度についてじっくり考える必要があるかもしれません。

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