岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

空恐ろしい…今回の株価下落が「中央銀行バブル」の崩壊なのだとしたら…

今回の株価下落を中央銀行バブルの崩壊と表現するYouTube動画を見ました。今回の株価下落は中央銀行や政府がインフレ対策として金融引き締めに転じたことに起因しており、中央銀行バブルの崩壊という側面もたしかにあるような気がします。中央銀行がコロナ対策として金融市場に提供してきた過剰流動性バブルの崩壊という表現の方が広く使われているように思いますが、いずれにしても中央銀行の政策転換が株価下落の要因であることに間違いはないでしょう。

今回の株価下落が中央銀行バブルの崩壊なのだとすると、崩壊の頂点は何なのでしょうか?米国の金融政策が世界中から注目されていることを考えると、英国の現在の混迷でそのバブル崩壊が終わるとは考えにくい気がします。そして直感的にですが、日本経済に安定をもたらしていた緩和政策・積極財政が持続不可能であることが分かった時が、今回のバブル崩壊の頂点になるような気がしました。

日本の緩和政策・積極財政がいつまで維持可能なのかをめぐっては様々な意見が唱えられています。ただ私は日本政府の負債が海外の主要国に比べて突出していることが気になってなりません。世界3位の経済大国で、現在の英国が直面しているような混乱が起こった場合、その影響の大きさは英国の比でないでしょう。英国で起こったことが日本で起きていない理由は日銀が国債市場を厳格に管理しているからですが、為替市場はそうは行かず、それが現在の円安になって現れていると理解しています。

空恐ろしく、あまり考えたくないことですが、個人投資家としてはそうした事態も頭の片隅において、淡々と国際分散投資を続けていきます。

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