岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

来たるべき景気後退にFRBは対処できるのか?

昨晩は今年初の米国市場の取引日。ハイテク株の業績や景気後退への懸念から株価は下落しています。

多くの市場関係者が見込んでいる景気後退ですが、景気後退が起こるとFRBは利下げに転じることから、年単位で見ると株価に追い風とされることが多いように思います。本日も、景気後退が現実化する可能性は高いが、金融当局の対処によって深刻な景気後退を回避できるとしたFRBの元高官による見通しが記事になっていました。

こうした意見に基づくと、景気後退を織り込む過程で今年前半は下落圧力が強い展開、後半に景気後退が現実化すると金融政策の下支えによって株価が上昇するという、市場見通しになるようです。これは市場参加者の平均的な見解だと思います。

私は年後半に金融政策が緩和的に転じるとする見通しは楽観的な気がしています。特に今年中にFRBが利下げに転じるとする、先物市場の現在の見通しは楽観的すぎるでしょう。FRBが景気後退に配慮するとしても、どのような金融政策が考えられるのか、不透明なところがあります。

とはいえ前半が下落基調で、後半が少なくとも下支えされるという方向性には、ある程度同意しています。このため手元にある現金は早めに追加投資したいと思っています。「早めに」と言っても、投資予定額を一気につぎ込むのではなく、半分に分け、時期をずらして投資することになります。

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