岸辺の日記

日常のあれこれを記録します

新変異株は新型コロナの流行終幕のキッカケとなるのか?

南アフリカで新型コロナ対策の方法が変わるという記事を読みました。同国では人口の8割が新型コロナに感染した経験を有し、一度感染した人は免疫を持つこともあり、感染経路の追跡や隔離はもはや意味をなさないと判断したそうです。

ワクチン接種は弱毒化したウイルスに人為的に感染させることと言えますが、南アフリカではウイルス感染によって自然と社会的な免疫が構築されたということなのでしょう。
今般見つかったオミクロン株は感染力は強いものの、感染した際の重症化リスクは小さいという研究結果が出ているそうです。その意味ではワクチン接種を待たずに自然と社会的な免疫が実現する可能性が出てくるのかもしれません。

こうした研究結果を受けてか、米国の消費者の将来に対する経済的な見通しは明るいようです。一方でオミクロン株の流行を受けて米国の繁華街では営業自粛に踏み切る飲食店等が増えているという記事も出ています。運行に必要な乗員を確保できなかったため航空便が欠航になるなどの影響も出ているとのことで、感染リスクを恐れた利用者減に加え、働き手の確保に苦労する事業者が増えてくるかもしれません。

このようにそれほど恐れる必要がなさそうであっても、人の心理と行動は新型コロナに対する警戒感を解いていません。重症化リスクが低いといっても現段階で確定したわけではなさそうですし、これは現時点では当然の反応とも思えます。
とはいえ冷静に考えると、ようやく終幕が見えてきたように見える新型コロナの流行、米国もそうですが日本にどのように受け入れられるのか、経過観察が楽しみです。

reedonshore.hatenablog.com